2005 Fiscal Year Annual Research Report
企業の人事・組織構造施策が従業員の意識・行動に与える影響における研究
Project/Area Number |
17530285
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
松田 陽一 岡山大学, 経済学部, 教授 (20346406)
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Keywords | 組織変革 / 組織開発 / 組織文化 / 人的資源管理 / 組織活性化 |
Research Abstract |
本年度は、主に、1.文献・論文等収集、2.調査設計の企画、3.海外での研究発表を行った。具体的には、以下のとおりである。 1.文献収集については、Organizational Change、Organization Development、Organizational Culture、Social psychology等に関する洋文献を22冊購入し、研究の基礎にしつつある。論文等については、多様なデータベースから和・洋の論文・雑誌記事等を約1,500、リスト化しつつある。これについては、現在、主要な論文を収集・渉猟中である。来年度は、これを引き続き行い、さらに本研究と同様な調査を行った結果資料等の収集(リスト化)・渉猟を行う予定である。 2.調査設計の企画については、1996年調査を基に、アンケートの質問票(マクロ調査と個別の企業を対象にしたミクロ調査分)を作成中である。また、1996年調査に際しては郵送した企業が約650社あるが、これを基に来年度予定している同調査の郵送先のリストを作成中である。来年度はこれに加えて、秋以降で企業にインタビューを行う予定である。 3.海外での研究発表は、昨年末、修士・博士研究の内容を基にして、台湾国立交通大学経営管理学部の曾助教授の「日本的経営」という授業で、教員、一般院生および社会人院生の約20名に講義・研究発表を行い、有意義な議論を行った。これによって、台湾では本研究で取り上げる予定の施策である「CI活動」がまだマーケティングレベルで行われることが多く、日本のように従業員の意識や行動変革を意識した施策ではまだないということが明らかになった。この発表・討論会は来年度も先方より要望されており、スケジュール等があえば行う予定である。
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