2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17530310
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
長谷川 治清 Doshisha University, 大学院・ビジネス研究科, 教授 (50388047)
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Keywords | 企業労働 / 経営戦略 / 正規雇用 / 非正規雇用 / 市民社会 / 労働の対抗力 / 労働組合 / 労働条件 |
Research Abstract |
19年度は、17年度以降の研究成果を整理し、国内や海外の学会で発表し、幾つかの論稿にまとめた。 1)アジアの経営一般の状況と労働の問題を深めるために、国際的な研究者の論稿を整理、編集した。どの論稿も批判的視点からの水準の高い論稿であり、マクミラン社からNew Horizons in Asian Management:emerging issues and critical perspectivesとして出版した。 2)企業労働の新しい視点を取り込んだ論稿の発表:「企業戦略、労働、社会的危機」を立教大学の国際ワークショップ、立命館大学での国際セミナーで発表。資本と労働と社会的危機のダイナミクスを市民社会の成熟度を軸に解明した。更に、同じテーマで学術振興会、シェフィールド大学、同志社大学主催の国際シンポジュウムでも報告する。 3)アジアの経営研究の世界的動向をアジア経営学会の総会で記念講演として報告する。アジアの経営に焦点を当てる世界の主要ジャーナル4つを過去5年にわたり分析し、各々のジャーナルの性格・傾向を明らかにした。取り分け、長谷川が編集するAsian Business & Management の、新しい経営研究領域の開拓とその意義を論じた。このジャーナルは2007年10月にトムソン社のSSCIに登録され、世界のトップジャーナルの一つと看倣されるにいたる。 4)更に、労働や企業倫理を中心としてアジア経営テキストをマクミラン社から出版すべく準備した。出版は2009年である。
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Research Products
(10 results)