2006 Fiscal Year Annual Research Report
貧困・低所得者層に対する就労支援と社会的自立に関する実証的研究
Project/Area Number |
17530414
|
Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
丹波 史紀 福島大学, 行政政策学類, 助教授 (70353068)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 壮志郎 岐阜経済大学, 経済学部, 専任講師 (90387449)
下村 幸仁 会津大学, 短期大学部, 助教授 (20412942)
|
Keywords | 社会福祉関係 / 社会学 / 貧困 / 就労支援 / 自立支援 / 生活保護 / 母子家庭 / ホームレス |
Research Abstract |
平成18年度は、(1)自立支援実施機関等へのヒアリング、(2)個別分野における調査研究、(3)定期的な研究会の開催と研究成果の公表、などを行った。 (1)自立支援実施機関等へのヒアリング調査 自立支援プログラムの実施機関等へのヒアリングを行い、自立支援のあり方とその支援体制について検討した。具体的には、生活保護の自立支援プログラムについては福島県所管局・横浜市、母子家庭等への就労支援については、大阪府と福島県の母子家庭等就業・自立支援センター、ホームレスについては名古屋市などの自立支援センターに、それぞれヒアリング調査を行った。 (2)個別分野における調査研究 生活保護・母子家庭・ホームレス等の個別分野について、調査研究を行った。平成18年度は、母子家庭については、福島県母子家庭等就業・自立支援センターを利用し就労支援を受けた利用者(平成15〜17年度)の全数を追跡調査し、207名(回収率31.6%)から回答を得た。また、ホームレスについても、名古屋市の自立支援センターを対象にし、その利用者の調査を行った。個別分野における利用者調査では、就労支援における阻害要因や支援体制のあり方など、社会的自立に向けたプログラム策定に向けた課題を析出することができた。 (3)定期的な研究会の開催と研究成果の積極的な公表 本年度は7月、8月、10月、1月の計4回の研究会を開催した。研究代表者および研究分担者による研究報告に加え、関連する研究分野における研究者からの専門的知見の提供も受けた。また、社会政策学会等に各種学会において研究成果の発表にも努めた。
|
Research Products
(5 results)