2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17530458
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tamagawa University |
Principal Investigator |
小林 亮 玉川大学, 教育学部, 助教授 (50340451)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
糸魚川 直祐 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (90027962)
橘 良治 岐阜大学, 教育学部, 教授 (80143999)
藤谷 智子 武庫川女子大学, 短期大学部, 教授 (90199349)
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Keywords | 子供の価値 / 家族観 / 社会変動 / 個人主義 / 集団主義 / 国際比較 / 世代間比較 / ジェンダー |
Research Abstract |
平成17年10月に交付通知を受けた後、研究代表者および研究分担者は、数回のミーティングおよびメール等でのやり取りを通じて、(1)質問項目の確定と、(2)インタヴュアーの訓練マニュアルの作成とを行った。祖母用、母親用、高校生用の3種の質問紙については、子供の価値に関する多国間比較のためにTrommsdorff教授によって開発された質問紙を雛形として踏まえながらも、調査協力者の社会経済的地位に関する質問など、日本社会の文脈において不適切と思われる質問項目は削除し、また多くの質問文を日本の文化的文脈により適合的な表現方法に改めた。こうした準備作業を経て、平成18年1月に日本語質問紙の最終版を作成し、2月に祖母版、母親版、高校生版それぞれ100部を印刷して、それぞれの研究分担者に送付した。これまでリクルートを進めてきた調査協力者に対し、東日本、中京地域、関西地区のそれぞれにおいて自宅訪問によるインタヴュー調査を開始した。平成17年度末(平成18年3月)の時点で、計51組(娘-母親-祖母の2世代揃った51ペア)の調査協力者のデータを収集した。 平成18年3月に、海外研究協力者のTrommsdorff教授が来日し、3月23日に大阪で本研究チーム全員のミーティングが開かれた。そこで、(1)平成17年度の研究経過の振り返りと反省、(2)平成18年度における調査計画(とくに調査協力者のリクルートに関する具体的手続きおよびインタヴュアーの訓練方法について)、(3)データファイルの作成システム、(3)データの国際比較に関する方法論および問題点等について詳しい検討がなされた。なお本年度の調査結果については、平成18年10月に金沢大学で開催される日独社会科学学会第9回大会において研究発表が行われる予定であり、この研究発表に向けての準備作業についても話し合いが行われた。
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