2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17530458
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Research Institution | Tamagawa University |
Principal Investigator |
小林 亮 Tamagawa University, 教育学部, 准教授 (50340451)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
糸魚川 直祐 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (90027962)
橘 良治 岐阜大学, 教育学部, 教授 (80143999)
藤谷 智子 武庫川女子大学, 短期大学部, 教授 (90199349)
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Keywords | 子供の価値 / 家族観 / 世代間比較 / 社会変動 / 国際比較 / 文化 |
Research Abstract |
(1)面接調査の完了 最終年度にあたる平成19年度においては、当初予定されていた計102組(娘-母親-祖母の3世代揃った102ペア=306名)の調査データの収集を完了した。調査データはすべて数値化され、それぞれの研究分担者によってデータファイルの形で保存された。 (2)総合データベースの作成 東日本および西日本各地域において各研究分担者によって収集された調査データファイル(EXCEL)は全体データに基づいた結果分析を行うために、研究代表者が各自のファイルを集めて総合データベース(SPSS)にまとめた上で、USBメモリに入れて各研究分担者に配布した。 (3)データ分析の実施 総合データベースに基づいて、統計的分析が行われた。データ分析は、1)個人主義一集団主義の次元にかかわる一般的価値、2)子供についての価値、3)子育てに関する価値、という家族観を構成する3側面にわたって、a)世代間比較、b)地域間比較の2つの視点から行われた。国際比較については、海外共同研究者のGisela Trommsdorff教授(独コンスタンツ大学)と協議を行い、「子供の価値」データの文化比較に関する問題点と具体的ポイントとを検討した。 (4)報告書の作成および学会報告の準備 調査データの統計分析に基づき、各自の執筆分担を協議した上で、研究成果報告書を作成中である。また平成20年5月〜6月に独コンスタンツ大学で開催される国際ワークショップ"Value of Children and Intergenerational Relations: European and Asian Perspectives"(「子供の価値と世代間関係-ヨーロッパ及びアジアの視点」)での日本側データによる研究成果発表の準備を進め、家族観の国際比較における課題と問題点を整理した。
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Research Products
(1 results)