2005 Fiscal Year Annual Research Report
特別支援教育に関わる小学校教諭への支援方法およびコーディネート方法の開発
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17530493
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Research Institution | International Buddhist University |
Principal Investigator |
八木 成和 四天王寺国際仏教大学, 人文社会学部, 助教授 (90253244)
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Keywords | 特別支援教育 / 軽度発達障害 / 小学校教諭 / 支援方法 / コーディネート |
Research Abstract |
平成17年8月から9月初旬にかけて、郵送法による質問紙調査を実施した。本学教育学科を卒業後、3年以内に小学校教員として勤務している教員118名を対象とした。調査内容は、軽度発達障害児を担当しているか担当していた経験の有無、軽度発達障害児への対応で困ったことや問題点、授業の実施と学級経営上の問題点、小学校全体での取り組みの方法についてであった。また、担当しているか担当していた軽度発達障害児について学習面、行動・情緒面、先生との関係、他児との関係、集団場面で見られる様子、クラス全体への対応、軽度発達障害児の保護者への対応、学校の内の体制、学校外との連携体制に関する116項目に回答を求めた。返送されてきた有効回答率は、49名(41.5%)であった。 調査結果が郵送されてきた教員のうち、軽度発達障害児を担任している教員を対象に、面接調査に同意した教員に対して7名に面接調査を実施した。質問紙への回答をもとに、具体的な対応方法や教員間の連携、前任者との引継ぎの状態などについて詳しく聞き取り調査を実施した。面接調査の結果、保護者との関係、他の教員との連携において問題点が見られることが示された。 さらに、調査結果が郵送されてきた教員のうち、軽度発達障害児を担任しているか担任していた教員を対象に、平成18年3月末に追跡調査を行った。1回目の調査では担当しているか担当していた軽度発達障害児の4月と5月の様子について116項目に関して6段階の評定法で回答を求めた。2回目の調査内容は、同じ116項目に対して2月と3月の同じ児童の様子について同様の評定を求めたものであった。加えて、1年間、軽度発達障害児を担当した結果から、行動、学力、対人関係に関する対象児の変化、保護者とクラスの他児との関係の変化などについて自由記述法で回答を求めた。
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