2007 Fiscal Year Annual Research Report
雌ラットの性的動機づけに関与する脳内メカニズムの解明
Project/Area Number |
17530532
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
山田 一夫 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (30282312)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 庸男 目白大学, 人間学部, 教授 (70092509)
近藤 保彦 日本医科大学, 医学部, 講師 (00192584)
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Keywords | ラット / 性行動 / 動機づけ / 報酬性 / ペーシング行動 / オピオイド / ドーパミン |
Research Abstract |
雌ラットの性行動による条件性場所選好(CPP)に及ぼすドーパミン受容体アンタゴニストおよびオピエート受容体アンタゴニスト投与の効果を検討した。8週齢のLong-Evans系ラットを、性行動の条件(Non-paced mating:NP,Paced mating:P)×薬物(saline:SAL,naloxone:NAL,flupenthixol:FLU)の6群に振り分けた。CPPの装置は3連の部屋で構成され、一方の側室の壁は黒、他方は白であった。まずpre-testとして、被験体を装置内に10分間放置し、それぞれの部屋で滞在した時間を測定した。その後条件づけを24-72時間間隔で計6回行った。1,3,5番目の条件づけでは、すべての被験体にSALを投与した後、pre-test時に長く滞在した部屋に30分間閉じこめた。2,4,6番目の条件づけでは、NAL,FLUあるいはSALのいずれかを腹腔内投与し、その5分後にPあるいはNP条件で性行動を行わせた。被験体が15回のイントロミッションを受けた後、もう一方の部屋に30分間閉じこめた。最後の条件づけの24時間後にpre-testと同様にテストを行ったところ、NALはPによるCPPを、FLUはNPによる条件づけを阻害した。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] Effects of hippocampal cannabinoid receptor agonist, WIN55,212-2,onspontaneous object and place recognition in rats.2007
Author(s)
Suenaga, T., Yamada, K., Ichitani, Y.
Organizer
Society for Neuroscience, 37th Annual Meeting
Place of Presentation
San Diego, CA
Year and Date
2007-11-05
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