2005 Fiscal Year Annual Research Report
生涯発達の視点から中・高校生の親性準備性を育成する教育プログラムの開発
Project/Area Number |
17530551
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
伊藤 葉子 千葉大学, 教育学部, 助教授 (30282437)
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Keywords | 保育教育 / 親性準備性 / 教材開発 / 保育体験学習 / 生涯教育 |
Research Abstract |
1 保育体験学習の教育的効果に関する質的なデータの収集と分析 1)前年度まで、保育体験学習の参与観察を実施してきたT中学において、今年度は、保育体験学習を1回しか実施しなかった生徒と、2回実施した生徒に対して、体験後に半構造化面接を実施し、その教育的効果の違いを比較した。 2)T中学において、保育施設にいって子どもと遊ぶだけではなく、子どもたちに中学にきてもらい、一緒に「おやつ作り」をするという体験に取り組み、その教育的効果についても、VTR録画・体験後の記述物・半構造化面接から分析した。 2 「保育体験学習のためのガイドブック」作成に関する情報収集 1)欧米の親準備教育プログラムに関する情報収集については、Dr.Harriet Heathが開発したLearning how to careというプログラムを実施する際の教師のためのガイドブックについて、分析をおこなった。 2)保育体験学習の受け入れ側として、千葉市の幼稚園の園長一人、保育所の園長2人にヒアリングを実施し、送り出し側として、千葉市の公立中学の家庭科教諭7名にもヒヤリングを実施した。そこで指摘された課題をもとにして、質問紙調査用紙を作成し、千葉市の全公立保育所、全幼稚園、全公立中学校に配布した。回収が終わり、現在、データの分析中である。 3)ガイドブックについては、上記のヒアリングをもとに第一次案が完成しており、上記の千葉市の公立中学校家庭科教諭7名をメンバーとして、このガイドブックに関するアクションリサーチを発足させ、すでに、ガイドブック第一次案の検討にための会合を2回実施した。
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Research Products
(2 results)