2006 Fiscal Year Annual Research Report
幼・小の「接続」の幼児教育課程論的研究-幼小の段差の視点から-
Project/Area Number |
17530568
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
玉置 哲淳 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50116167)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸田 有一 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (70243376)
瀧川 光治 樟蔭東女子短期大学, 生活学科, 講師 (40340939)
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Keywords | 幼小接続 / 教育課程論 / カリキュラム方針 / 移行 / 円滑化 / 行動観察 / 質問紙調査 / 面接調査 |
Research Abstract |
平成18年度は、前年度に実施した質問紙調査の成果発表を行うとともに、今年度に計画していた観察調査及び面談調査を実施した。また、学会発表や調査園訪問の際などに、関連する資料の収集を行った。 1.前年度調査の成果発表 *大阪府・長野県・鳥取県で行った、幼稚園のカリキュラム方針の分類と幼・小接続の「段差」に関する質問紙調査の結果を、調査協力自治体担当者に概要として報告した。 *同じく、同成果を日本乳幼児教育学会の『乳幼児教育学研究』に投稿したところ、採択され掲載された。 *また、同成果を、愛知県立大学文学部の教員養成GP『小学校への見通しをもった幼稚園教員養成』の<特別公開授業>「幼稚園と小学校の接続を考える-幼稚園長への調査・インタビューから考えたこと-」として報告した。 2.今年度の調査実施 *大阪府内の2幼稚園にて、観察調査と面接調査の予備調査を行った。 *その結果(カリキュラム方針の3類型)をふまえ、大阪府・長野県の公立幼稚園各3園(質問紙調査の類型分類に基づいて典型的と思われる園を抽出)、大阪府・鳥取県の私立幼稚園各3園(前者同様)に依頼し、年長クラスの担任と園児の相互交渉の観察調査(複数の調査者による観察)と、園長の運営方針に関する面接調査を合計12園で行った。 *上記調査結果の論文化をすすめるとともに、19年度の調査(検証的調査)の準備を行った。 3.資料や文献の収集と検討 *訪問園の実践記録、教育課程などを収集した。 *諸外国の幼児期から児童期にかけての移行円滑化にかかわる文献を検索し、収集した。 *移行円滑化に関する研究を精力的に行っているR.C.Piantaの著書を集めて検討を行った。
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Research Products
(1 results)