2005 Fiscal Year Annual Research Report
戦後ドイツ・米国における文化創出制度《芸術大学》改革へのバウハウス教育学の貢献
Project/Area Number |
17530569
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
鈴木 幹雄 神戸大学, 発達科学部, 教授 (70163003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 宜正 高知大学, 教育学部, 助教授 (20263965)
長谷川 哲哉 和歌山大学, 教育学部, 教授 (50031810)
堀 典子 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (90057117)
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Keywords | バウハウス教育学 / バウハウス第二世代 / 亡命バウハウス教師達 / 芸術大学改革 / 芸術アカデミー改革 / 文化創出システム / ドイツ芸術大学改革 / アメリカ芸術大学改革 |
Research Abstract |
共同研究者鈴木、金子、長谷川、堀は、バウハウス教育学が、それぞれ戦後アメリカとドイツの芸術大学の改革にどのような貢献を行ったか、その概要を探る為に以下の通り初年度の調査・研究を行った。 研究責任者鈴木幹雄は、論文「J・イッテンとドイツにおける戦後芸術大学の芸術教育学への貢献について」と論文「美術的感性の育成--バウハウスの挑戦」を執筆した。同時に、2006年3月13-23日にかけて、「戦後アメリカ芸術大学改革に対するバウハウス教育学の貢献」をテーマにシカゴのニュー・バウハウス、インスティテュート・オブ・デザインの設立・展開にバウハウス教育学がどのような貢献を行ったかを調査・研究する予定である。 また金子宜正は、論文「イッテン・シューレに学んだ自由学園からの留学生とドイツにおける戦後芸術大学の芸術教育学への貢献について」を執筆した。同時に、「戦後のザールブリュッケン国立芸術工芸学校におけるバウハウス教育学の貢献に関する一考察」をテーマにザールブリュッケン戦後芸術工芸学校改革にバウハウス教育学がどのような貢献を行ったかを調査・研究した。 更に長谷川哲哉は、「バウハウス第2世代の画家/教師としてのH・トレーケス(1)」を執筆し、バウハウス教育学が戦後ベルリン芸術大学の改革にどのような貢献を行ったかを研究した。同時に、著書『ミューズ教育思想史の研究』を執筆した。 他方、堀典子は「エーヴァルド・マタレーとデュッセルドルフ芸術大学教官達の教授(芸)術--マタレーの日記を中心に--」を執筆し、バウハウス教育学が戦後デュッセルドルフ芸術大学の改革にどのような貢献を行ったかを研究した。
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Research Products
(6 results)