2006 Fiscal Year Annual Research Report
戦後ドイツ・米国における文化創出制度《芸術大学》改革へのバウハウス教育学の貢献
Project/Area Number |
17530569
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
鈴木 幹雄 神戸大学, 発達科学部, 教授 (70163003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀 典子 横浜国立大学, 名誉教授 (90057117)
長谷川 哲哉 和歌山大学, 教育学部, 教授 (50031810)
金子 宜正 高知大学, 教育学部, 助教授 (20263965)
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Keywords | バウハウス / バウハウス教育学 / バウハウス第二世代 / 戦後芸術学校改革 / ベルリン芸術大学 / ザールブリュッケン国立芸術工芸学校 / イッテン学校 / ニュー・バウハウス |
Research Abstract |
鈴木幹雄の2005/6年度科研調査は、イリノイ大学図書館特別資料センター、カッセル市ドクメンタ・アルヒーフ、ハンブルク芸術大学図書館、ベルリン芸術大学アルヒーフを主な訪問先として行われた。2005/6年度の科研研究成果は、論文「Zen 49・初期ドクメンタに参加した現代芸術家Th・ヴェルナーとその芸術観について-ナチズム崩壊後のドイツ芸術大学第一世代教授層の芸術観についての一考察-」、並びに学会発表「1940-50年代シカゴにおける芸術学校改革とバウハウス教育学の貢献についての一考察」と題して公開された(美術科教育学会第29回大会)。 他方長谷川哲哉は2006年、主にベルリン芸術大学での調査・研究に赴き、バウハウス第二世代に属する画家ハインツ・トレーケスの芸術的-教育的理念と実践を現地ドイツで調査した。2006年度の研究成果は、論文「バウハウス第二世代の画家/教師としてのH・トレーケス(II)-その「イッテン学校、芸術学校かつ生活学校」論を中心に-」として公開され、また同成果を押し進めた学会発表「バウハウス第二世代の画家/教師としてのH・トレーケス--その師J・イッテンとの関係を中心として--」と題して公開された(美術科教育学会第29回大会)。 また金子宜正は2005年、ザールブリュッケンに赴き、テーマ「戦後のザールブリュッケン国立美術工芸学校におけるバウハウス教育学の貢献に関する一考察」の調査・研究を行った。調査結果は、学会発表「戦後ザールブリュッケン国立美術工芸学校におけるバウハウス第二世代の貢献」として公開された(美術科教育学会第29回大会)。 研究協力者普照潤子の研究は、2005年度の研究論文「アメリカに亡命したバウハウス教師モホリ=ナギの苦悩と芸術教育学的貢献に関する一考察」を踏まえて、2006年度の学会発表「アメリカに亡命したバウハウス教師L・モホリ=ナギの芸術教育思想に関する一考察」として公開された(美術科教育学会第29回大会)。
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Research Products
(6 results)