2005 Fiscal Year Annual Research Report
留学生受け入れ20年間の動向と在日留学生の生活実態の変容に関する実証的研究
Project/Area Number |
17530621
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Komazawa University |
Principal Investigator |
坪井 健 駒澤大学, 文学部, 教授 (00119108)
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Keywords | 留学政策 / 留学生活 / 在日留学生 |
Research Abstract |
平成17年度は、過去20年間の在日留学生に関する統計資料・各種報告書・研究論文・書籍・新聞雑誌記事等を可能な限り収集することを目的とし、以下の研究作業を実施した。 a.関連する20年間の在日留学生の統計資料の収集作業 文科省の在学統計資料の収集を完了し、法務省関係の入国管理統計資料は収集中。 b.国・地方公共団体の留学生関連の調査資料は、政令指定都市はほぼ収集を完了した。大学に関しては、留学生100名以上が在籍する大学に電話・メール・ハガキ等で問い合わせを行い、約20%程度の収集を完了したが、現在も継続中である。マスコミ機関・支援団体等はこれから調査する予定。 c.研究論文・研究書の収集作業は、留学生研究の関連文献リストの作成を修了し、この20年間に発表された主要な在日留学生に関する研究論文や調査報告書約200点程度を収集し、年代別にファイルに整理している。 d.新聞雑誌等の留学生関連記事データの収集作業、日経・読売・朝日新聞のデータベースから留学生関連記事の見出しリストを作成した。記事内容に関しては選別して収集中である。 これらの作業は、研究補助のバイトを雇って実施し、一部はコンピュータに収録し、データベース化の作業を行っている。また、在日中国人のデータを収集している学外の専門家にインタビューし、貴重な留学生関連資料は映像資料として提供していただくと共に、今後の研究協力の確約も頂いた。また、資料収集のための地方出張予定は、郵送による調査資料の受取りが可能だったために、今回はその必要がなかった。また、収集した留学生研究関連文献目録を駒澤社会学研究38号に発表すると共に、20年間の在日留学生(特に中国人留学生を中心にした)の動向に関する予備的研究論文を発表し、今後の研究のアウトライン作成のための研究を発表した。
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Research Products
(2 results)