2005 Fiscal Year Annual Research Report
総合的な学習の進化型としてのプロジェクト・ベース学習の導入・実践化に関する研究
Project/Area Number |
17530637
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
上杉 賢士 千葉大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50323382)
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Keywords | プロジェクト・ベース学習 / 学びの革新 / コアカリキュラム / 総合的な学習の時間 / 問題解決学習 / 教師教育 |
Research Abstract |
アメリカ・ミネソタ州にあるミネソタ・ニューカントリースクールで開発されたプロジェクト・ベース学習(PBL)は、現代にふさわしい学びのスタイルとして注目され、採用する学校が急速に拡大している。本研究では、わが国の教育的事情に合わせてアレンジし、導入・実践化を意図するものである。本年度は、5月に研究代表者ら4名で現地調査を行い、プロジェクト・ベース校4校を視察した。また、8月にはかねてからの懸案であったPBLの支援組織であるエドビジョンから5名の講師を招聘し、5日間にわたるワークショップ(参加者延べ150名)を開催した。その結果を踏まえて、「キャリアアップセミナー(千葉大学主催、会場:相模原市)」や「中学生による政策提言(対象:千葉県旭市全中学校)」、「プロジェクト・ベース学習による教員向け法感覚育成プログラムの開発(千葉大学大学院教育学研究科)」、「千葉大学教員養成GP(プレ10研修)への応用」など、多様なプログラムの開発と検証を行った。また、わが国で「プロジェクト学習」を本格的に実施している「きのくに子どもの村学園」を視察し、意見交換を行った。その結果、PBLの応用範囲は極めて広く、わが国における子どもの学びを革新するために有効であることが確認された。なお、これまでに蓄積したデータをもとに、『プロジェクト・ベース学習で育つ子どもたち-日米18人の学びの履歴-』(上杉賢士、市川洋子共著、学事出版、2005.7)を出版した。また、現在、PBLをコアとした学校作りの歴史について描かれた『the Coolest school in america(原文のまま)』(エドビジョンスタッフ執筆)の翻訳中である。
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Research Products
(7 results)