2006 Fiscal Year Annual Research Report
子どもの社会認識発達に基づく小学校社会科授業モデルの開発研究
Project/Area Number |
17530662
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
加藤 寿朗 島根大学, 教育学部, 助教授 (30274301)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 健一 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90101451)
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Keywords | 社会認識発達 / 社会認識形成 / 社会科単元開発 / 社会科授業モデル |
Research Abstract |
本研究では,子どもの社会認識発達に関する実証的データの収集と発達に基づく小学校社会科授業モデルを開発することを目指し,以下の3点を研究目的として設定した。 (1) 子どもの社会認識発達に関する量的・質的調査を行い,子どもの社会認識の発達の様相及び認識・発達のメカニズムとその条件を明らかにする。 (2)社会認識発達を促進する条件及び指導方略について実験授業を通して明らかにする。 (3) (1)(2)の研究成果に基づき,発達に焦点をあてた社会認識形成の基礎理論を実験・実証的に検討しながら,子ども の社会認識発達を促進(形成)する社会科授業モデルを開発する。 本年度は,上記研究目的のうち,特に(1)(2)に対応した研究を進めた。具体的には以下のような研究を行った。 (1)農業を取り上げながら,社会認識発達の質的転換期として想定される時期に焦点を絞った横断的調査を生活環境の異なる複数の学校で実施した。 (2)これまでに提示した社会認識構造の発達モデルを検証しながら,社会認識発達を促進する条件及び指導方略を社会科授業仮説として提示するとともに,小学校社会科授業の単元開発を行った。 なお,これまでに明らかになった調査結果や発達を促進する授業については,『子どもの社会認識の発達と形成に関する実証的研究』(風間書房)においてまとめた。次年度(最終年度).の課題は,異なる社会認識領域(諸産業や歴史など)を取り上げた単元開発と実験授業の実施,及びその結果をもとにして複数の社会科授業モデルを提示することである。
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Research Products
(2 results)