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2006 Fiscal Year Annual Research Report

二段階キャリア教育プログラムの開発と「自己効果検証システム」の確立

Research Project

Project/Area Number 17530663
Research InstitutionOKYAMA UNIVERSITY

Principal Investigator

三浦 孝仁  岡山大学, 教育開発センター, 教授 (30199947)

Keywordsキャリア・デザイン / グループワーク / コミュニケーションワーク / 自己効果検証システム / 課題解決 / 社会人基礎力
Research Abstract

平成18年度は前・後期にキャリア・デザイン(1)(3年目)、後期にキャリアデザイン(2)(2年目)を実施。
(1)は入学後間もない学生が学生生活の行動計画を立てることが目標。自己理解、社会に対する役割の認識、大学での学びの動機付けを行った。岡山経済同友会、地元教育産業ベネッセの協力を得て社会経験豊富な外部講師と連携。学内施設見学や職員との交流、他学部学生とのコミュニケーションワークなど学生が自発的に参加できる授業構成を重要視した。
(2)は(1)を発展させた内容。社会で必要となる力を、「課題の発見〜解決までに発揮する能力」と定義し、グループでケーススタディに取り組むことによって、これらのスキルの考察・体感・習得を目指した。(2)も岡山経済同友会とベネッセの協力を得て実施し、グループワークと成果のプレゼンを通して、学生が主体的にプログラムに取り組める授業構成を重視した。
社会で必要となる力の育成効果を測定するために、社会人基礎力(経済産業省「社会人基礎力研究会」定義)に関する調査を行った。(1)・(2)いずれも講座前後に「社会人基礎力チェックテスト」(学生が自身の意識や行動を5点満点で自己評価する)を実施。結果は(1)では実施前平均3.49が3.58へと0.09アップした。能力別では「前に踏み出す力」が0.15アップ、「考え抜く力」が0.14アップと顕著な伸びを示し、(1)の主旨である「自分の人生に前向きに向き合い、何をするかを考える」という学びが反映された結果となった。(2)では実施前平均3.45が3.52と0.07アップ。能力別では「考え抜く力」が0.12アップの伸びを示し、(2)の主旨である「課題を発見しその解決策を考える」ことが反映された結果となった。
今後の課題としては、独自の評価シートの作成し、調査前後の講座回数を増やしより明確な育成効果を測定することと、チェックテスト項目の妥当性を確認・見直しの上、より精度を高める必要があると考える。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 岡山大学 Progressive Career Design2006

    • Author(s)
      三浦 孝仁
    • Journal Title

      IDE 現代の高等教育-キャリア開発支援と大学教育 483・8-9

      Pages: 59-66

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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