2005 Fiscal Year Annual Research Report
ストーリー・マンガの作品を利用した、異文化間理解教育の教材とプログラムの開発
Project/Area Number |
17530666
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
因 京子 九州大学, 留学生センター, 助教授 (60217239)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松村 瑞子 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (80156463)
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Keywords | ストーリー・マンガ / 異文化間理解 / 文体の解釈 / 言語行動の解釈 / 価値観 / サブカルチャーの受容 |
Research Abstract |
(1)調査票の準備作業:言語と行動の解釈を広範囲に調査するための調査票を作成することを目標に、日本語非母語話者の解釈と日本人の解釈に齟齬が生じやすい場面を特定するために、ストーリー・マンガを素材に過去に作成した教材を用いたコースの中で提出された学習者の回答を分析した。 (2)理解に関する調査:過去に作成したマンガを用いた異文化間理解教育教材を用いてコースを行い、受講者を対象に非母語話者の解釈について聞き取り調査を行なった。 (3)方法のfeasibilityについての調査:韓国の大学において、日本と韓国のマンガ受容の様態の差異の背景について聞き取り調差を行い、異文化理解のためにマンガを用いる方法が容易に受容されるために必要な条件について考察を行った。 (4)研究成果の発表:ストーリー・マンガの言葉遣いについての言語学的研究、及び、ストーリー・マンガの教材化の方法についての研究を行ない、論文として発表した。韓国における国際学会において、日本の成人読者を対象とした作品とマンガの文化としての位置づけについて講演した。 (5)媒体の影響についての調査:実務的なテクストではなく、字義通りに解釈されないことを期待されているテクストを用いた教材を作成し、そうしたテクストが異文化への意識をどのように喚起するかを観察した。
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Research Products
(3 results)