2005 Fiscal Year Annual Research Report
統計・機械学習・偏微分方程式による画像認証理論の統合的研究
Project/Area Number |
17540122
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
坂田 年男 九州大学, 大学院・芸術工学研究院, 教授 (20117352)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西井 龍映 九州大学, 大学院・数理学研究院, 教授 (40127684)
澤江 隆一 岡山理科大学, 理学部, 助教授 (20226062)
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Keywords | KPCA / LPP / removal of eyeglasses / margin LVQ / word recognition / Gibbs sampling / Markov random field |
Research Abstract |
本研究では統計・機械学習・偏微分方程式の手法を駆使した統合的手法により高い精度の画像認証を実現すること目指している。3年計画の初年度は統計・機械学習に重点をおいた研究を行った。坂田は共同研究で顔画像からの眼鏡の自動除去問題に、再帰的カーネル主成分分析と局所性保存射影法を用いて、より精度よく眼鏡除去が可能であることを示し、国際会議CSDAで講演発表を行った。また、古代シリア語の文字認識においては、LVQのいくつかのバージョンやCE法を加味したLVQやMarginにもとづくLVQ法のカーネル版アルゴリズムなどの性能を比較検討した結果を、国際会議CSDAで講演発表を行った。また、3元分割表に対するギッブスサンプリングを構成しその有効性を示し、国際会議CSDAで講演発表を行った。さらに、tensorデータ解析手法による画像認識の研究を開始し、テンソルデータのランクの定義を拡張して代数的ランクを定義し、それとtoric idealとの関係を論じた論文1本を投稿中である。また、関連する話題をまとめたものを和書の一部として執筆中でもある。今後、テンソルデータ解析は顔認証、単語認識において応用できると考えて研究の幅を広げているところである。また、偏微分方程式を用いた画像理論の文献、MCMC理論による画像理論についての文献調査を開始しており、'後者については総合報告を3月に学会で講演予定である。また、分担者の西井は上記問題に協力すると共に、マルコフランダム場と機械学習もちいた画像認識に関するいくつかの論文を執筆して画像認識に関する知見を深めている。また、分担者の澤江は本研究のプログラミングで貢献すると同時に量子アルゴリズムに関する研究でも蓄積を積んでいる。
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Research Products
(6 results)