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2005 Fiscal Year Annual Research Report

ガンマ線地上観測のための赤外線全天雲モニターの開発

Research Project

Project/Area Number 17540266
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

西嶋 恭司  東海大学, 理学部, 教授 (40202238)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 櫛田 淳子  東海大学, 理学部, 助手 (80366020)
河内 明子  東海大学, 理学部, 助教授 (70332591)
Keywords雲モニター / 赤外線カメラ / ガンマ線 / 大気チェレンコフ望遠鏡 / カンガルー / 宇宙線 / 粒子加速 / 非熱的放射
Research Abstract

本研究の目的は、地上における大気チェレンコフ望遠鏡観測において、観測のスケジューリングや観測効率、観測データの質に大きな影響を及ぼす雲を常時監視し客観的な記録を残すために、赤外線全天雲モニターの開発を行うことであった。本雲モニターの導入による空の状態の常時監視と客観的記録が実現すれば、データの質の向上が期待され、効率的な観測のスケジューリングが可能となる。
本年度は、国立天文台で実用化された中間赤外線雲モニターをベースに、カメラを含む光学系とハウジングの設計・組み立てを行った。まず光学系の検出器部には、8μmから14μmの赤外線に対して感度がある非冷却型固体撮像素子を備えた市販の赤外線カメラを用いた。このカメラの視野角は45度×35度であり、それを全天に拡大するために、反射凸面鏡に副鏡を組み合わせた光学系を設計し、カメラは反射凸面鏡の中央直下に取り付ける。現在組み立てが進行中である。筐体は、温度によるバックグラウンドレベルの影響を軽減するため、2重構造の筐体を製作している。温度センサーを設置し、温度モニター・コントロールプログラムを通じて、ファンによる空冷とヒーターによる加熱を自動的に行い、なるべく温度変化を小さくする工夫をしている。カメラレンズの前には、非動作時に閉じておくメカニカルシャッターを取り付けている。カメラからの出力信号は、フレームグラバーで取り込む予定であったが、最初は生のビデオ画像をモニター画面で監視するところまでテストを行い、複数画面の加算処理や、画像データのFITS形式での取り込み、インターネットを通じてのウェブ・ブラウザによるモニター等は、次年度の課題とする。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] A search for sub-TeV gamma-rays from the Vela pulsar region with CANGAROO-III2006

    • Author(s)
      R.Enomoto
    • Journal Title

      Astrophysical Journal 638

      Pages: 397-408

    • Description
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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