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2005 Fiscal Year Annual Research Report

複雑な構造を持つネットワークの構造・機能安定性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17540367
Research InstitutionKochi National College of Technology

Principal Investigator

谷澤 俊弘  高知工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (60311106)

Keywordsネットワーク / 統計物理学 / パーコレーション / 構造安定性 / スケール・フリー・ネットワーク
Research Abstract

5月:昨年度2月に受理されていた論文が出版された。(11.研究発表の項目参照のこと)
6月:ボストン大学に出張(1週間)。初年度の課題である「離散的リンク数分布を持つネットワークの構造安定性」について,現時点での経過を持ちより,どのように研究を進めて行くかを研究協力者と話し合った。その結果、系が大きくなっていく場合の漸近的振舞の理解がポイントとなることが確認された。また、どのように結果を整理し理解すればよいかも問題となった。加えて、数値計算をさらに進めることとなった。
8月:ボストン大学に出張(3週間)。ここで、それまでの計算結果を整理し、いったん論文の前段階としてレポートの形にまとめた。この時点で、mode数に関するスケーリング則を導出し,系の振舞を決めるcontrolling parameterを同定することができた。また,系の大きさが大きくなって行く極限での漸近的振舞を導き出すこともできた。
10月:ボストン大学に出張(1週間)。論文発表をするに十分な結果が出そろったと判断し,論文投稿のための原稿を準備し始めた。
11月:同時に進めていた数値計算の結果、系がtargeted attackに関するrobustnessを完全に失うときの、系のnode数、リンク数分布のmode数、平均リンク数の間に成立する関係式を数値的に同定することができた。この結果も論文に組み入れることとし,準備中の論文原稿を修正した。さらに、ボストン大学の研究協力者とメールや国際電話で合議の結果,最終的に論文を投稿した。
2月:ボストン大学に出張(1週間)。ここで、前課題の論文投稿を受け、次に取組むべき課題を検討した。また、11月に投稿した論文について受理に向けて希望の持てる査読結果が返ってきた。現在、次の研究課題に取組むための準備と、投稿中の論文を査読者の意見を取り入れて改訂し返送する作業を並行して行っている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Optimization of Network Robustness to Waves of Targeted and Random Attacks2005

    • Author(s)
      T.Tanizawa, G.Paul, R.Cohen, S.Havlin, H.E.Stanley
    • Journal Title

      Physical Review E 71

      Pages: 047101

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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