2005 Fiscal Year Annual Research Report
広帯域地震波形データを用いた波形インバジヨンによる異方性構造の詳細化
Project/Area Number |
17540392
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
ゲラー ロバート 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40170154)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 希 東京大学, 地震研究所, 助手 (90313048)
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Keywords | 異方性 / D"層 / 遷移層 / 偏微分係数 / DSM / 有限差分法 |
Research Abstract |
本研究の目的は、3次元地震波速度異方性構造を詳細に推定することである。本研究では、実体波及び表面波をともに含む広帯域波形そのものをデータとして用いる波形インバージョンを行うことにより、高精度かつ高解像度の3次元異方性構造モデルを推定する。本年度は、詳細な構造推定のために、テストインバージョン、データセットの作成、手法の定式化を行った。以下に具体的な成果を述べる。 ・中米下のD"層の詳細1次元構造推定 すでに、局所的なshellに対する偏微分係数計算ソフトウェアを行った。今年度は、それを用いて、中米下のD"層の局所的な地球内部構造の推定を行った。これは、来年度の局所的な3次元構造推定のための初期モデルとなる。 ・遷移層構造推定のためのデータセットの作成 D"層の構造推定の研究にならい、遷移層の構造推定を目指している。そのために、Mw>5.5のイベントのF-netの広帯域地震波形を集め、理論波形と比較することにより、良質なデータセットの作成を行った。 ・2次元有限差分法のソフトウェアの開発 Takeuchi & Geller(2000,PEPI)の2次元有限差分法の最適演算スキームを用いて、2次元理論波形計算ソフトウェアの開発を行った。このソフトウェアは任意の不連続面を含む媒質に対して計算可能である。
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Research Products
(2 results)