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2007 Fiscal Year Annual Research Report

音響特性を用いた積雪-大気間の二酸化炭素移動量評価手法の開発

Research Project

Project/Area Number 17540421
Research InstitutionNational Agricultural Research Organization

Principal Investigator

小南 靖弘  National Agricultural Research Organization, 中央農業総合研究センター・農業気象災害研究チーム, 主任研究員 (00370544)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 横山 宏太郎  中央農業総合研究センター, 農業気象災害研究チーム, 上席研究員 (30355599)
Keywords積雪 / 二酸化炭素 / CO2 / フラックス / 音響 / 透過係数 / 減衰係数
Research Abstract

「音響減衰係数と積雪物理諸量との関係の解明」および「自然積雪の音響減衰係数の測定」については2000年1月〜4月に新潟県上越地域の山間部で野外観測をおこない、ザラメ雪11組、しまり雪14組、新雪3組のデータセットを取得し、解析をおこなった積雪構造を特徴付ける物理量のうち、粒径は音響減衰係数および反射率と相関が見られ、特にしまり雪における減衰係数は粒径の2乗に反比例することから、間隙内空気の流れはHelmholtz則による抵抗に支配されていることが示唆された。密度は、乾いたしまり雪については透過損失に比例するが、濡れしまり雪およびザラメ雪とは有意な相関は見られなかった。このことより、積雪の透過損失においては媒体の密度よりも粒子どうしの結合の強さの方が支配的であることが示唆された。含水率については透過率との間に弱い相関が見られたが、これは前述のように粒子間の結合力に影響を与える要因として関与していると考えられる。
「積雪-大気間の二酸化炭素移動における風速依存性、および積雪層内のCO2収支の観測」については新潟県上越市で観測を行い、データを蓄積した。この解析結果から、積雪層から放出されるCO2フラックスの見かけ上の増加が雪面上風速に比例することが確認された。しかし雪面上の風による積雪内部への圧力伝播の詳細については今寒候期の野外観測では得られなかったので、ガラスビーズ模擬雪を用いた室内実験を計画中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 安価なCO2センサーを大気中のフラックス測定に使ってみた2007

    • Author(s)
      小南 靖弘
    • Organizer
      農業環境工学関連学会2007年合同大会
    • Place of Presentation
      東京農工大学
    • Year and Date
      2007-09-13

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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