2005 Fiscal Year Annual Research Report
自己集合型ポリマー電解質を用いた全固体リチウム二次電地の設計
Project/Area Number |
17550168
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
吉本 信子 山口大学, 工学部, 助手 (30253173)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 昌行 山口大学, 工学部, 教授 (70136167)
江頭 港 山口大学, 工学部, 助教授 (20304842)
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Keywords | リチウム電池 / ドライ系ポリマー電解質 / 自己集合型ポリマー / ポリマーマトリックス / リチウムイオン伝導性 / 光重合 / 熱重合 |
Research Abstract |
全固体リチウム二次電池用の,常温・常圧で高いイオン伝導性を有する新規電解質の開発を目的として,本年度は以下の検討を行った。 1.デバイスの基本設計・材料の選択 デバイスの基本設計となる,「簡便な方法でのリチウムイオン電池用ドライ系電解質調製」のため,マトリックス構成用プレポリマー(あるいはモノマー)の検討を行った。その結果,電解質の機械的強度を担うプレポリマーとして,ポリ(オキシエチレン)メタクリレート(POEM5),リチウムイオンの移動を担うモノマーとしてステアリルメタクリレート(SMA)を選定した。 2.電解質調製法の検討および基礎物性評価 前項で選定したPOEM5とSMAを用いたポリマー共重合体の重合条件の検討を行った。リチウム塩を四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF_4)に固定し,POEM5とSMAの重量比を種々変化させ,光重合法によりポリマーマトリックスの調製を試みた。適切な重合比の選択により,自立性にはやや劣るものの,柔軟性のある透明な膜を得ることができることを実証した。 3.電解質の電気化学特性評価 調製したポリマー電解質のイオン電導度およびその温度依存性を,これまで研究代表者および分担者のグループで報告してきたドライ系ポリマー電解質の結果と比較検討した。
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Research Products
(1 results)