2007 Fiscal Year Annual Research Report
粘弾性流体中に生じる乱流の実用的シミュレーション技術の開発
Project/Area Number |
17560166
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
川口 靖夫 Tokyo University of Science, 理工学部機械工学科, 教授 (20356835)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河村 洋 東京理科大学, 理工学部, 教授 (80204783)
瀬川 武彦 産業技術総合研究所, エネルギー技術研究部門, 研究員 (50357315)
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Keywords | 流体工学 / シミュレーション大学 / 省エネルギー / 抵抗低減 / 乱流モデル |
Research Abstract |
A)粘弾性流体のDNSによるパラメータスタディ 現在保有している粘弾性流体解析用DNSコード(2次元平板間流れ用)を用いて、種々のレオロジー的パラメータを変化させた計算を行い、どのパラメータが抵抗低減に大きな影響を与えるかについて検討し、DNS計算のまとめを行なった。 C)RANSモデルの構築 17年度、18年度に得られたデータを集積し、RANSモデルの各項を物理的背景に基づいて評価し、一部の項は代数的関係にまで簡単化した。方程式は典型的なRANSモデルであるk-ε2方程式モデルと類似の形にまとめるが、それに加えて粘弾性に起因する付加応力項に対する6つの方程式が連立することになる。これら6つの方程式は構成方程式にレイノルズ平均を施したものになるが、今回のモデル化によって不要な項が省略され、簡単化されたものになった。これらの方程式にはレオロジー的パラメータを含むので、流体の物性が定まればRANSモデルがそれを反映し、信頼性ある計算結果を与えるようにした。以上の準備のもとでRANSモデルを用いて平行平板間の流れの計算を行い、既存の実験データとの比較、またPinhoらのRANSモデルとの比較を行なった。
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Research Products
(12 results)
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[Journal Article] Direct numerical simulation on drag reducing flow by polymer additives using a spring-dumbbell model2007
Author(s)
Wang, Y., Yu, B., Zhang, J. J., Wei, J. J., Li, F-C.and Kawa-guchi, Y.
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Journal Title
Proc. Asian Symposium on Computational Heat Transfer and Fluid Flow
Peer Reviewed
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