2005 Fiscal Year Annual Research Report
高密度に分布した多数のセンサーを想定した階層型アドホックネットワークの構成法
Project/Area Number |
17560332
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
加藤 聰彦 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助教授 (90345421)
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Keywords | ネットワーク / アドホック / センサー |
Research Abstract |
平成17年度は以下の項目に関する研究を進めた。 ●無線伝播範囲内でなるべく離れて位置する中継ノード(ランドマーク)を選出する方式の設計 具体的な方式について詳細な設計を行った。 ●シミュレーションプログラムによるランドマークの選出方式の評価 評価は以下の2つの側面から行った。 ・選出されたランドマークの割合に関する評価 高密度にノードが分布したネットワークを想定し、提案した方法で選出されたランドマークの全ノードに対する割合を評価した。これにより、ランドマークを使用した場合、全ノードが中継処理を行う場合に比べてどの程度効率的であるかを評価することができた。また既存方式についても同様な評価を行い、提案方式の方がランドマークノードの選出数が少なく、有効であることが判明した。 ・ランドマーク選出手順のオーバヘッドに関する評価 フリーソフトウェアのネットワークシミュレータであるns-2上に、設計したランドマーク選出手順を実装した。これにより、ランドマークを選出するために必要な制御メッセージ数や選出までの時間など、提案方式の動的性質を評価することができた。
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