2005 Fiscal Year Annual Research Report
アクティブセンシングによる橋梁維持管理のインテリジェントモニタリング技術の開発
Project/Area Number |
17560418
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Research Institution | Kitami Institute of Technology |
Principal Investigator |
大島 俊之 北見工業大学, 工学部, 教授 (00003210)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三上 修一 北見工業大学, 工学部, 助教授 (30113715)
山崎 智之 北見工業大学, 工学部, 助手 (20158140)
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Keywords | 橋梁維持管理 / 構造健全度モニタリング / 構造のインテリジェント化 |
Research Abstract |
1.実際の橋梁構造に積層圧電アクチュエータおよび加速度センサーを多数配置して,橋梁構造の一部の部材にボルトのゆるみを発生させ,損傷位置とその損傷程度を検出する実験を実施し,微小変状を検出できることを検証した. 2.パワースペクトル密度や位相角変化に着目した解析手法を用いて損傷位置の同定を行い,実験結果との比較検討を行い解析手法の精度を確認した. 3.イリノイ大学から帰国した研究グループの宮森保紀助教授を通じて研究の情報交換・収集を行った. 4.無線方式加速度計を用いた遠隔操作計測システムの実用性について検証した. 5.無線方式傾斜計を実橋の振動試験に適用して測定を行い,実用性を確認した.問題点として無線LANのトリガ計測を行う場合,無線LANの通信速度が遅いことによって遠隔操作の時間遅れが発生していることが考えられ今後検討が必要である. 以上の結果より積層圧電アクチュエータによる局部振動加振方式による構造診断手法(アクティブセンシング)が将来性のある手法であり,実用化できることを確認した.平成18年度にはさらに実用化のためのシステム開発を実施する.遠隔操作診断システムについては技術開発段階であり,平成18年度にさらに実用化を目指した検討を行う.
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Research Products
(4 results)