2005 Fiscal Year Annual Research Report
ランダムトラバースホイールトラッキング試験機による床版+防水工+舗装の耐久性評価
Project/Area Number |
17560424
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松井 繁之 大阪大学, 工学研究科, 教授 (70029271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 弘志 大阪大学, 工学研究科, 助手 (70283728)
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Keywords | 道路橋床版 / 防水工 / ホイールトラッキング試験 / ランダムトラバースホイールトラッキング試験 / 舗装 / 流動化 |
Research Abstract |
本年度は本研究課題において当初の研究計画に従い,以下の研究を推進した. (1)ランダムトラバースホイールトラッキング(RTWT)試験機を用いた試験方法確立のための予備試験 本研究課題では,RTWT試験機で本試験を行う前に,試験方法の確立のための予備試験を実施した.この試験において以下の項目に関して有益なデータを蓄積することができた. (1)一定位置走行の場合とランダム走行の場合の動的安定度の違い(実験走行回数や実験時間の確定) (2)試験時のアスファルト合材周辺における型枠の有無により発生する挙動の違い (アスファルト合材周辺の拘束を解除することによるアスファルト合材の流動性の確認;試験結果比較の改善) (3)舗装の圧密沈下、側方流動の連続的計測を可能にする手法の確立 なお,この試験においてはコンクリート標準版に舗装を打設した供試体20体を使用した. (2)各種防水工を施した供試体の性能比較試験 防水工の性能を比較するために(1)瞬結型ウレタンA,(2)瞬結型ウレタンB,(3)ウレアウレタン,(4)アスファルトシート既存品,(5)高機能アスファルトシートA,(6)高機能アスファルトシートB,(7)アスファルト塗膜,(8)防水工なしの8種のうちの4種類について供試体を製作し,性能を比較するための試験を実施した. この試験における比較項目として, (a)同じ荷重と同じ走行回数を走行させた場合の舗装の流動化速度の違いや舗装の破壊パターンの違い (b)防水工毎に舗装の沈下変位速度とせん断力による防水工との境界での水平変位速度が異なる特徴 (c)試験体毎に荷重を上げて載荷し,防水工の種類毎に異なる各種の限界状態の発生時期 に着目して試験を実施した. 上記のどちらの試験においても試験体には温度依存性の高いアスファルト舗装を使用しているため,連続して全試験を行うと気温の季節変動の影響を受けないように温度の制御を行い,温度が一定である条件下で試験を行った.
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Research Products
(2 results)