2005 Fiscal Year Annual Research Report
プローブデータを用いた動的経路交通量と所要時間の予測シミュレーションモデル
Project/Area Number |
17560477
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Meijo University |
Principal Investigator |
松本 幸正 名城大学, 理工学部, 助教授 (30239123)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松井 寛 名城大学, 理工学部, 教授 (20024242)
高橋 政稔 名城大学, 理工学部, 教授 (40076576)
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Keywords | 経路 / プローブ / 動的交通量 / 所要時間 / シミュレーション / 高速道路 |
Research Abstract |
東名高速道路の岡崎ICから名古屋ICまでの区間における車両の走行軌跡を把握するために,調査車両のフロント部分にGPSレシーバーを設置し,調査区間を走行することにより,1秒ごとの車両の位置(緯度・経度)を記録した.また,車両の挙動や道路状況などを把握するために,調査車両内にデジタルビデオカメラを設置し,車両の前方を撮影した. 調査では,岡崎ICから30分間隔で4台(場合によっては2台)の車両を流入させた。基本的に走行車線と追越車線に分かれて走行させ,その車線の流れに沿って走行させた.ただし,交通の流れを乱している車両がいた場合には,車線変更により対処させた.各車両には運転手,GPSレシーバーの操作とデジタルビデオカメラを用いて撮影する係の計2名が乗車した.また,調査車両を同じ車線に3台同時に走行させ,車両の追従挙動を計測した. フローティング調査と同時に,岡崎ICから名古屋ICまでの区間を走行する車両1台ごとの旅行時間データを把握するため,岡崎IC付近と名古屋IC付近において,高解像度デジタルビデオカメラを使用して,各車両のナンバープレートを撮影した. 調査によって得られたGPSに記録された1秒ごとのデータを,GIS上で表現した.これによって,車両の時空間上での走行挙動の把握ができた.ビデオ画像からは車両の周辺状況を記録し,自由走行,追従走行の判定を行った.ナンバープレートの情報からは,車両の所要時間の変動の詳細を把握することができた. 入力・整理された車両の走行軌跡データ,車両間距離データ,所要時間データ,及び別途入手した断面交通量データの基礎的な分析を進め,交通量観測値と車両軌跡の間の動的な関係を把握した.
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