• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

狭隘な沖積平野の地震応答特性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17560510
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

三浦 賢治  広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40087284)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 神野 達夫  広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (80363026)
Keywords沖積平野 / 地震応答特性 / 地下構造モデル
Research Abstract

本年度は広島県三原市および呉市を対象に微動観測とボーリングデータに基づいた地下構造モデルを構築し、2001年芸予地震の地震動シミュレーションにより平野部の地盤の地震時応答特性の推定を行なった。
1.三原市、および呉市のボーリングデータを整理し、データベース化を行なった。
2.これまでに行なわれていた微動観測点に加え、さらに観測点を増やし、より密度の高い微動観測を行なった。
3.得られた微動記録からH/Vスペクトルを算出し、地盤の卓越周期分布を把握した。
4.ボーリングデータと地盤の卓越周期T(秒)の相関から工学的基盤以浅の堆積層の厚さD(m)の推定式(D=29.74T+1.209)を提案した。
5.微動アレー観測を行ない、より深部の地下構造の推定を行なった。
6.観測の結果、S波速度2km/sec程度の基盤までの地下構造を明らかにした。
7.先に提案した推定式により浅部、微動アレー観測に深部の地下構造をモデル化し、2001年芸予地震の地震動のシミュレーションを行なった。
8.シミュレーションの結果、平野部では山側の地域に比べ、木造家屋の中小被害に大きな影響を及ぼす周期帯(0.5〜1秒程度)の地震動が大きく増幅されることが分かった。
以上の結果を踏まえ、最終年度となる来年度は更なる観測により地下構造モデルの高度化、および平野の規模を変化させたパラメトリックスタディーによって狭隘な平野に特有な地震動の増幅特性について、定量的な評価を行なう予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 二次元有限要素法に基づいた広島県呉市の地震時応答特性2006

    • Author(s)
      井川武之
    • Journal Title

      日本建築学会中国支部研究報告集 29

      Pages: 829-832

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] 呉市市街地における地盤震動特性評価2005

    • Author(s)
      井川武之
    • Journal Title

      日本建築学会大会学術講演梗概集 B-2

      Pages: 171-172

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi