2005 Fiscal Year Annual Research Report
亜臨界・超臨界・液化二酸化炭素を分散相とする混相流中の物質移動
Project/Area Number |
17560668
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kanagawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
小島 博光 神奈川工科大学, 工学部, 教授 (80016691)
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Keywords | 超臨界二酸化炭素 / トリクロロエチレン / 超臨界抽出 / 物質移動 / 物質移動容量係数 / 気泡塔 / 粘性率 / 地下水処理 |
Research Abstract |
1)超臨界二酸化炭素を分散相とする気泡塔の分散相ホールドアップおよび物質移動容量係数: 1-1 超臨界二酸化炭素ホールドアップ側面に耐圧ガラス窓を取り付けた内径49,20mmの気泡塔を用いて液面の変化から分散相ホールドアップを測定した。圧力とともに増加する傾向が見られたが、精度が十分でないのでこの測定法を今後改善する必要がある。 1-2 高圧紫外吸光度計を用いて35℃,5.0-15.0MPaでの半回分式気泡塔内の液相中のトリクロロエチレン濃度の時間変化を測定し,超臨界二酸化炭素-トリクロロエチレン-水系の平衡測定の結果と併せて物質移動容量係数を求めた。その結果をRush et al.(1993)のホールドアップの推算式を用いて整理したところ,常圧下の気泡塔に対して提出されている秋田・吉田の式に較べてかなり低い値になった。この原因はRush et al.(1993)のホールドアおップの推算値,あるいは拡散係数などの物性定数にあると考えられる。 2)超臨界二酸化炭素-水,亜臨界二酸化炭素-水系液相粘性率: 磁気シール型高圧容器用撹拌器の軸受をボールベアリングに改善し,20℃,常圧から6.5MPaで二酸化炭素-水系の液相粘性率を測定したところ,0.5-1MPaの圧力範囲で粘性率の極小が値生じた。
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Research Products
(4 results)