2006 Fiscal Year Annual Research Report
亜臨界・超臨界・液化二酸化炭素を分散相とする混相流中の物質移動
Project/Area Number |
17560668
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Research Institution | Kanagawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
小島 博光 神奈川工科大学, 工学部, 教授 (80016691)
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Keywords | 超臨界二酸化炭素 / トリクロロエチレン / 超臨界抽出 / 物質移動 / 物質移動容量係数 / 気泡塔 / 粘性率 / 地下水処理 |
Research Abstract |
1)超臨界二酸化炭素を分散相とする気泡塔の分散相ホールドアップおよび物質移動容量係数: 1-1 超臨界二酸化炭素ホールドアップ:側面に耐圧ガラス窓を取り付けた内径20.0mmの液相・超臨界二酸化炭素相連続操作可能な気泡塔を製作した。この装置を用いて超臨界二酸化炭素相のホールドアップを液相置換法によって測定した。この結果はGLS-8(2007年12月ニューデリー)で報告の予定である。 1-2 前述の連続式気泡塔を用いて高圧二酸化炭素,液化二酸化炭素,超臨界二酸化炭素-トリクロロエチレン水溶液系の総括物質移動容量係数の測定を高圧紫外吸光度計またはGC/MSを用いて20-35℃で行った。圧力増加によって通常の高圧気泡塔の物質移動容量係数の場合のように増加する傾向が認められた。 1-3 半回分式気泡塔で超臨界二酸化炭素の空塔速度を増加できるように塔径を49.0mmから20.0mmに変えて物質移動容量係数を測定した。その結果を塔径49.0mmの場合および連続式の気泡塔の場合と比較したところ,ほぼ同一の相関線上に収束することが解った。 2)超臨界二酸化炭素-水,亜臨界二酸化炭素-水系液相粘性率: 20℃,常圧から6.5MPaで二酸化炭素-水系の液相粘性率を測定したところ,0.5-1MPaの圧力範囲で粘性率の極小が値生じた現象をより測定精度が高い条件下で確認するためにローター部の直径を48mmから99.6mmに改造し測定を試みた。
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Research Products
(5 results)