• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

ジベレリン内生量を制御する転写因子RSGの機能制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 17570031
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

石田 さらみ  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (20282725)

KeywordsRSG / ジベレリン / 細胞伸長 / 転写因子 / リン酸化 / カルシウム依存性蛋白質キナーゼ / 細胞内局在 / 14-3-3
Research Abstract

茎の伸長を規定するbZIP型転写活性化因子RSGをタバコより単離し、解析を進めている。RSGはGA生合成系酵素の一つであるエントカウレン酸化酵素遺伝子を標的とし、GA内生量調節を介して茎の伸長成長を制御する。これまでに得られた結果から、RSGは発生プログラム等の内的シグナルに加え環境変動等の外的シグナルも受容し、GA生合成系酵素群の発現を調節して常に個体に最適なGAレベルを維持し、伸長成長を制御していると考えている。
本研究は、GAを介した植物の伸長成長制御機構の解明を最終的な目的とする。これに向けてGA内生量を制御する転写活性化因子RSGの機能を調節する分子機構の解明を進めた。解析の結果、以下を明らかとした。
(1)GA内生量の上昇により、転写因子RSGのS114がリン酸化され、14-3-3蛋白質との結合が促進されることにより、RSGは核外に排出され、転写活性化能が抑制される。GAフィードバック機構によるRSGの活性制御の実体は、細胞内局在変化である事が実証された。
(2)RSGはNtCDPK1によりS114を特異的にリン酸化される。CDPK阻害剤を共存させると、GAシグナルによるRSGの核外輸送が抑制される事が明らかとなった。これは、NtCDPK1がGAシグナルをRSGに伝達している事を強く示唆する。又、NtCDPK1はGAシグナルにより、リン酸化を受ける事を明らかとした。
(3)フィードバック機構発動により核内に輸送されたRSGはジベレリン生合成酵素GA20oxの発現を活性化すると考えている。NtCDPK1を過剰発現する形質転換植物では,フィードバック機構発動によるGA20oxの転写活性化が阻害されている事を明らかとした。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] ジベレリンによる転写調節因子の機能制御2005

    • Author(s)
      石田 さらみ, 高橋 陽介
    • Journal Title

      生物物理 261

      Pages: 261

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi