2007 Fiscal Year Annual Research Report
膵ポリペプチド細胞の再生における実験的・臨床的研究
Project/Area Number |
17590155
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
易 勤 Tokyo Medical University, 医学部, 講師 (70334753)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮木 孝昌 東京医科大学, 医学部, 准教授 (60366094)
伊藤 正裕 東京医科大学, 医学部, 教授 (00232471)
寺山 隼人 東京医科大学, 医学部, 助教 (00384983)
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Keywords | 腹側膵(ventral pancreas) / PP(pancreatlc polyetide) / 再生(regeneration) / 肥満(obesity) / 食欲(appetite) / 摂食(food intake) / NPY (neuropeptide Y) / PYY (peptide YY) |
Research Abstract |
スンクス膵臓におけるPP細胞は総胆管の右側にある右葉膵臓に制限的に分布している。本年度はKAT系スンクスを用い,右葉膵臓を完全に切除したPPノックアウト実験より,もともとPP細胞の存在していない左葉膵臓にもPPタンパク発現細胞が発現できた。その発現細胞はラ氏島細胞のglucagon陽性細胞或いは/及びinsulin陽性細胞に共同局在であることが確認された。その細胞がBrdU抗体に陽性反応することが認められた。PP細胞の発生はα細胞およびβ細胞とともに,共通な先駆細胞,PYY陽性反応細胞がある。PYY/glucagonおよびPYY/insulin陽性細胞からPPY/glucagon/PPあるいはPYY/insulin/PP陽性細胞に,さらにPP陽性反応細胞に分化する機序がある。本実験におけるPP細胞は膵内分泌系のα細胞及びβ細胞ともに再分布することについて,PP細胞の形態形成に機序と一致していた。更に,臨床からの膵臟切除標本を用い,膵頭部切除後(膵頭十二指腸切除術,PD)の残膵(膵体尾部)におけるPP細胞の再分布の確認ができた。しかも,再分布できたPP陽性反応細胞の量は術後の経時的な観察にて,時間との正相関であることが確認された。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Short term effects of di-(2-ethylhexyl) phthalate on testes,liver,kidneysand pan creas in mice2007
Author(s)
Miura Y, Naito M, Ablake M, Terayama H, Yi SQ, Qu N, Cheng LX, Suna S, 3itsunari F, Itoh M.
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Journal Title
Asian J Androl 9
Pages: 199-205
Peer Reviewed