2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17591159
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
菊池 かな子 The University of Tokyo, 医学部・附属病院, 准教授 (60186195)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小宮根 真弓 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (00282632)
門野 岳史 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (80292910)
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Keywords | メラノサイト / 紫外線療法 / メラニン代謝物質 |
Research Abstract |
皮膚の色素増強を起こす病態として、全身性強皮症がある。申請者は以前この病態で血清中のbasic fibroblast growth factor (bFGF)が増強していることを見いだした。bFGFはメラノサイトの増殖に促進的に作用するので、全身性強皮症における皮膚色素増強にはが関与している可能性もある。これに関連し、申請者は最近悪性腫瘍による強皮症類似病態において、全身性強皮症よりも高い血清中濃度について報告した。病変皮膚、原発の悪性腫瘍の一部でもbFGFの高発現が見いだされた。メラノサイトの検討については今後の課題となる。 このbFGFは多くの皮膚疾患について関与が考えられる。申請者は皮膚型、および全身型の多発性動脈炎においてやはり血清bFGF濃度の上昇を報告した。やはり病変部の動脈周囲ではbFGFの発現も認められた。同様の手法を用いてより大型の血管の病変でも、bFGFやその他のサイトカインの発現を検討し、一部は発表済みである。 色素脱失を来す尋常性白斑に対し、我々はnarrowband UVB療法を行っており、前後で皮膚生検を行いメラノサイト、表皮角化細胞におけるbFGFやその他のサイトカインの発現の変化を観察している。またメラノサイト特有の蛋白の発現も同時に観察中である。5S-cistenyl-dopa(5-S-CD)はメラノーマの血清マーカーとして知られている。我々は現在尋常性白斑、尋常性乾癬といったnarrowband UVB療法が有効である疾患で経時的に5-S-CDを計測しており、興味深いデータを得てそn結果を発表した。
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Research Products
(4 results)