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2006 Fiscal Year Annual Research Report

胎仔肺組織移植によるブレオマイシン誘導肺線維症修復の試み

Research Project

Project/Area Number 17591474
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

先山 正二  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (60291986)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 近藤 和也  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (10263815)
三好 孝典  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (20346612)
監崎 孝一郎  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (70325265)
吉田 光輝  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 医院 (30403710)
鳥羽 博明  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 医院 (40403745)
Keywords肺再生 / 肺 / ラット / 胎仔肺組織移植 / 胎児肺組織移植 / 胎仔肺 / 移植 / 肺線維症
Research Abstract

<線維症モデルの作成>
ブレオマイシン誘導型肺線維症モデルを作製した。近交系Lewis(LEW)ラット(8〜10週齢)を用いた。麻酔下に気管切開を行い,細径チューブを気管内に挿入し,背側皮下に誘導留置し固定した。気管内カテーテル留置後3日目に,ブレオマイシンを経気道的に投与した。0.3%ブレオマイシン溶解液を作成し4.5mg/kgまたは3mg/kgを4分割で2時間ごとに投与した。投与に際しては,4% Halothanによる吸入麻酔下に自発呼吸を温存した状態で,両側肺に均等に散布されるように適宜体位変換をおこないながら投与した。コントロール群には0.9%生食を投与した。
ブレオマイシンもしくは生食投与後1,2,4,8,12,16週後に犠牲死させ,H&EとMasson Trichrome染色にて肺線維症の評価を行い,ブレオマイシン投与群での肺線維症の形成を確認した。肺線維症の程度はAshcroft scoreを用いて評価した。
<胎仔肺移植>
ドナーとして胎齢17日のGFP-LEW胎仔肺組織を用い,ブレオマイシン投与後3〜4週の肺線維症LEWに胎仔肺組織移植を行った。胎仔肺移植はこれまでに我々が行ってきた方法によった(J Thorac Cardiovasc Surg 2006;131;1148-53)。ドナーのGFP蛋白に対するレシピエントの抗原反応を抑制するためにCyclosporinを投与した(10mg/kg i.m. day 0,以後は隔日で漸減投与した)。コントロールとして生食投与ラットをレシピエントとして用いた。
移植後1,2,4,8,12後にレシピエントラットを犠牲死させた。レシピエント肺をen-blockに摘出後,GFP陽性胎仔肺組織移植部位をUVライトで確認し,凍結切片を作成した。標本は蛍光顕微鏡下に観察した後に,H&E染色を施した。
肺線維症肺内においてもGFP陽性の胎仔肺組織の生着が確認できた。また,移植後経時的に胎仔肺組織から肺胞上皮等への分化が形態的に観察され,移植肺由来の肺胞に含気が認められた。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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