2007 Fiscal Year Annual Research Report
閉塞型睡眠時無呼吸症候群における体位依存性およびREM睡眠依存性について
Project/Area Number |
17591802
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
鈴木 雅明 Teikyo University, 医学部, 講師 (40261630)
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Keywords | 睡眠時無呼吸症候群 / セファロメトリー / MRI三次元構築 / 体位依存性 |
Research Abstract |
睡眠時無呼吸症候群(OSAS)患者に終夜睡眠ポリグラフを計測し、体位依存性および体位非依存性を調べた。年齢、Body mass index(BMI)、無呼吸低呼吸指数を一致させた閉塞型睡眠時無呼吸患者(OSAS)のうち体位依存性患者10名、非体位依存性患者10名、BMIを一致させた健常者10名を対象とし、セファロメトリーによる顎顔面骨格パターン、また硬口蓋直下から喉頭蓋付着部までの上気道MRIを仰臥位および側臥位にて撮影し、MRI三次元構築シュミレーションソフトV-Workにより仰臥位および側臥位での気道容積、咽頭側索容積、および舌容積、また下顎骨パラメータを算出して比較検討した。 その結果、体位依存性OSAS患者は非体位依存性OSAS患者に比べ、咽頭側壁軟部組織の体積が小さく、上顎に対して下顎が後退しており、下方顔面長が短いという解剖学的特徴を有していることが判明した。 OSASの治療として側臥位睡眠があるが、解剖学的特徴がその有効性に影響を及ぼすという意義ある結果が得られた。この研究の成果は現在Journal Sleep Researchに投稿中である。
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Research Products
(4 results)