2006 Fiscal Year Annual Research Report
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17591846
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
三田村 佳典 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教授 (30287536)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大黒 浩 札幌医科大学, 医学部, 教授 (30203748)
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Keywords | 糖尿病網膜症 / 血管新生 / 転写因子 |
Research Abstract |
増殖糖尿病網膜症(proliferative diabetic retinopathy : PDR)の血管新生に深く関与しているとされる血管内皮増殖因子などのサイトカインの合成に関与する転写因子としてHypoxia inducible factor-1(HIF-1)、SP-1のPDRの増殖膜における発現をmRNAレベルで検索した。また、培養系を用いた研究で、グリア細胞のGlycated albumin刺激による転写因子(Nuclear Factor kappaB : NFkB、Activator Protein-1 : AP-1)の活性化を検討した。 1 増殖膜におけるHIF-1、SP-1の発現 RT-PCR法により増殖膜検体におけるHIF-1およびSP-1 mRNAの発現を調べた。HIF-1 mRNAについてはPDRの19検体中12検体(63%)で検出された。一方、非糖尿病で血管新生を伴わない特発性黄斑上膜の検体を対照として調べたところ、12検体中2検体(17%)でのみHIF-1 mRNAが検出されるのみで両者の発現率には統計学的に有意差が認められた。SP-1 mRNAについてはPDRの19検体すべて(100%)で検出されたが、特発性黄斑上膜では12検体中7検体(58%)でのみ検出されるのみで両者の発現率には有意差が認められた。 2 培養系を用いた研究 (1)AP-1:グリア細胞(培養ミューラー細胞)のGlycated albumin刺激によって、活性化したAP-1がグリア細胞の核に発現することを免疫染色法で確認し、グリア細胞内でAP-1がリン酸化することをWestern blot法で証明した。 (2)NFkB:グリア細胞のグルコースあるいはGlycated albumin刺激によって活性化したNFkBがグリア細胞の核内に移行することを見出した。
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Research Products
(1 results)