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2005 Fiscal Year Annual Research Report

麻酔薬のアクアポリンへの関与について

Research Project

Project/Area Number 17592087
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

中條 信義  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (80069046)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 富岡 重正  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教授 (70188770)
石川 康子  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教授 (40144985)
Keywordsアクアポリン / 麻酔薬 / 唾液分泌
Research Abstract

歯科処置あるいは口腔外科手術中に患者口腔内から分泌される唾液量の著しい増加や減少は、術者の立場からは大きな障害となる。歯科・口腔外科領域の手術中に投与される局所麻酔薬や全身麻酔薬も唾液分泌量に影響を与える。しかしながら、麻酔薬が口腔内唾液分泌を調節している重要な蛋白であるアクアポリン5に対してどのように作用するかについてはほとんど検討されていない。そこで本研究では、まず初めにアフリカツメガエル卵母細胞を用いたin vitro実験系にて麻酔薬のアクアポリン5への直接作用について検討するため現在実験準備中である。
卵母細胞の外液を高浸透圧から低浸透圧に交換すると、卵母細胞の膜上に発現していたアクアポリンは水を細胞内に取り込むことによりその体積を増大させる。その速度は非常に速く、1〜2秒以内に卵母細胞内に水が充満する。アクアポリンの機能はこの体積変化計測により評価を行うが、専用の計測器はなく計測は困難で自らで工夫しなければならない。そこで我々は、直径約1mm程度の卵母細胞の体積変化を計測するため、実体顕微鏡上にビデオカメラを取り付け、その映像から卵母細胞の直径、位置、面積変化を二次元的にリアルタイムで計測し、それらの値から水の膜透過速度を計算することとした。実体顕微鏡下に置かれた卵母細胞は照明の角度によっては影ができ計測結果に誤差が出るため、照明は同軸落射型とした。また、さらにアナログで得られた画像をデジタル画像に変換し動画ソフトを用いてより詳しく分析できる計測システムを現在作成中である。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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