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2005 Fiscal Year Annual Research Report

乳がん患者への心理・社会的グループ介入におけるファシリテーター介入形式の構造化

Research Project

Project/Area Number 17592269
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionFukuoka Prefectural University

Principal Investigator

中條 雅美  福岡県立大学, 看護学部, 講師 (20382426)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 国府 浩子  福岡県立大学, 看護学部, 助教授 (70279355)
岡村 仁  広島学院大学, 保健学研究科, 教授 (40311419)
熊谷 有記  福岡県立大学, 看護学部, 助手 (10382433)
Keywords乳がん / ファシリテーター / 看護師 / 心理・社会的介入 / グループ療法
Research Abstract

(1)研究実施形態の検討-介入様式、グループ参加者およびファシリテーター対象者-
乳がん患者に対する心理・社会的グループ介入を行うに当たり、国内外のグループ療法に関する文献検討をより詳細に行った。文献検討は主に中條が行い、熊谷・国府が補助し、スーパーバイズを岡村が行った。
その結果、使用するグループ療法のスタイルは、当初の予定通り、構造的な短期介入を選択した。対象者のうち、グループ参加者には、国内外で術後化学療法中の乳がん患者に焦点を当てた研究がないことから、術後化学療法中の乳がん患者を選択した。ファシリテーターには、研究施設先である国立病院機構九州がんセンターに相談した結果、看護師の日常業務が煩雑でありグループ介入に参加することが難しい状況にあるとのことから、まずは心療内科医・心理士とともにグループ療法を実施してそのデータを収集しつつ、研究対象施設の看護師参加やグループ療法の継続実施のための環境整備を図ることにした。研究の実施に向けて、九州がんセンターおよび福岡県立大学の倫理審査委員会において倫理審査を受けているところである。
(2)ファシリテーター研修の内容検討
ファシリテーター研修の内容を充実させるために以下の検討を行った。がん患者のためのグループ療法における参加者の理解を深めるために、グループ療法参加者の療養態度に焦点を当てた分析を行った。その結果、1)今の生活を守る,2)精一杯さを認める,3)ありのままの自分を見出す,4)ありのままの自分で生きていく,の前向きな方向に変化する構造を捉えた。その変化の大きさと経過の仕方には個人差があったことから,個々の参加者の状態に即した方法で,参加者自身の気持ちを表現できる環境を整えるよう介入・サポートすることが必要だと示唆され、ファシリテーターに心理学的基礎教育の経験がない場合には、ファシリテーターに関する基礎教育を行うことが必要だと考えられ調査結果をファシリテーター研修の内容に含むこととした。
研究代表者:中條の心理・社会的グループ介入能力を向上させるため、およびファシリテーター研修内容の検討のために、「がんを知って歩む会」のファシリテーター研修への参加、「がんを知って歩む会広島」のファシリテーター研修の補助及びファシリテーター実践を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 「がんを知って歩む会広島」参加者の療養態度の変化2006

    • Author(s)
      中條 雅美
    • Journal Title

      福岡県立大学看護学部紀要 3(2)

      Pages: 15-22

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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