2005 Fiscal Year Annual Research Report
血液透析患者の自己効力感向上に貢献するリハビリテーション看護プログラムの検討
Project/Area Number |
17592284
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kobe Tokiwa Junior College |
Principal Investigator |
柴田 しおり 神戸常盤短期大学, 看護学科, 助教授 (70254480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 かおり 神戸常盤短期大学, 看護学科, 助手 (60399251)
柴田 真志 兵庫県立大学, 看護学部, 助教授 (00254467)
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Keywords | 自己効力感 / 運動トレーニング / 血液透析 / リハビリテーション看護 |
Research Abstract |
本研究は、血液透析患者の均己効力感を向上させるリハビリテーション看護プログラムや運動療法トレーニングについて検討することである。本年度は、透析患者の運動療法やトレーニングに対するニード、運動や食生活、透析管理についての自己効力感について検討した。 先行研究を参考に、運動(5項目)、食生活(10項目)および透析管理(15項目)に対する自己効力感、透析管理行動の主体性、透析生活、身体症状尺度についての質問紙を作成し、都市部の病院において本研究への同意が得られた血液透析患者を対象にアンケート調査を実施した。調査対象者は男性29名女性13名の計42名で、その特性は、年齢26〜83才(平均63.7±13.2)、血液透析歴1〜30年(8.9±7.5)であった。 現在定期的な運動習慣がある人は約38%で、その内容の多くは散歩(ウォーキング)であった。適度な運動が必要だと感じている人の割合は全体の約93%と非常に高かったが、運動療法を実際に受けてみたいと考えている患者は約36%に留まった。また、運動に対する自己効力感と食生活に関する自己効力感は必ずしも一致しなかったが、透析生活の自己効力感が高い者は、運動に対する自己効力感も高かった(p<0.01)。
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