2006 Fiscal Year Annual Research Report
女性労働者が健康に働き続けられるための職場健康支援システム開発に関する研究
Project/Area Number |
17592298
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
巽 あさみ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (90298513)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白石 知子 愛知県立看護大学, 講師 (60275154)
野原 理子 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (30266811)
安田 孝子 浜松医科大学, 医学部, 講師 (30377733)
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Keywords | 女性労働者 / 職業性ストレス / 女性特有の症状 / 健康支援体制のニーズ / 業務・作業環境 / 就労・生活状況 |
Research Abstract |
1.「女性労働者の女性特有の健康問題とストレスに関する検討」閉経者を除く2,075人を対象として分析した。 1)研究題目「女性労働者の月経症状と就労・生活状況との関連」 概要:月経不順は喫煙有り、自分の時間が7.6時間以上有る者、睡眠時間が6時間未満、主観的健康観が悪い、勤務形態が夜勤・早朝勤務有りのほうが多かった。また、月経痛は若年、喫煙有り、飲酒有り、出産無し、主観的健康観が悪い、BMIが18.5-25以外、ストレス有り、勤務時間に不満有りのもの、平均勤務時間が9時間以上の者に多かった。 ※日本産業衛生学会産業医・産業看護全国協議会(2006.9.23新潟)において発表し、ポスター優秀賞を受賞。 2)研究題目「女性労働者の月経症状と業務・作業環境との関連」 概要:月経不順や月経痛と関連する業務内容・職場環境は共通して「乾燥しすぎる職場」であり、月経不順は「音がうるさい」、「粉じん」など主に職場環境に、月経痛は「身体に動揺・振動または衝撃を受ける」、「対面による応対業務」など作業方法・作業管理的側面であった。 2.研究目的:女性労働者の健康支援体制に対するニーズ調査 1)女性労働者12人に対し、半構造化面接法を用いてインタビュー調査を実施した。 2)産業保健スタッフ2人に対して、半構造化面接法を用いてインタビュー調査を実施した。 今後10人程度まで増やす予定。 3)妊娠期、出産後の就労女性の健康支援体制に対するニーズ調査 平成18年9月〜19年2月までT市保健センター乳児健康診査時、T市市役所母子健康手帳交付時に計200人に対し質問紙調査を実施(回収率63人回収率31.5%)。 ※上記1)は、テープ起こし遂語録化、2)は最終データ収集に至っていない。3)は、データ未入力であるため、1)2)3)については実施報告に留める。今後データ分析し結果を出し公表していく計画である。
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Research Products
(1 results)