2006 Fiscal Year Annual Research Report
GISによるバブル経済崩壊以降の東京・大阪圏の都市空間構造比較に対する学際的研究
Project/Area Number |
17601009
|
Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
浅川 達人 明治学院大学, 社会学部, 教授 (40270665)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷 富夫 大阪市立大学, 文学研究科, 教授 (30135040)
矢部 拓也 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (20363129)
田中 耕市 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (20372716)
豊田 哲也 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (30260615)
高木 恒一 立教大学, 社会学部, 助教授 (90295931)
|
Keywords | GIS / 社会地図 / 職業階層 / 構造と変動 / 社会階層分極化 / 統計でみる市区町村のすがた / 等質的地域分析 / KS法クラスター分析 |
Research Abstract |
1.人文地理学会都市圏研究部会での報告 「GISがつなぐ都市社会学と都市地理学」というテーマで開催された人文地理学会都市圏研究部会において,研究代表者である浅川と,研究分担者である高木,研究協力者である堤・妻木が口頭報告を行った.報告のタイトルは「都市社会学における地理的概念」(高木),「社会地図プロジェクトの到達点と課題」(浅川),「職業階層からみた京阪神圏大都市圏の空間構造」(堤・妻木)であった.この研究報告は,昨年度までの研究成果を踏まえ,都市地理学研究者との都市空間をめぐる分野を超えるコラボレーションの重要な機会であった. 2.日本都市社会学会でのシンポジウム 「都市社会の構造と変動-三大都市圏の社会・空間構造の再編-」というタイトルで日本都市社会学会第24回大会において開催されるシンポジウムにおいて,研究分担者である豊田が報告者を,研究代表者である浅川がシンポジウムの企画と司会を行った.豊田は「社会階層分極化と都市の空間構造というタイトルで,京阪神大都市圏,名古屋大都市圏,東京大都市圏のそれぞれを対象地域とした,社会階層分極化について分析結果を報告した. 3.東京大都市圏および京阪神大都市圏の構造比較 東京都千代田区を中心として半径70kmに含まれる市区町村(258市区町村)および大阪市中央区を中心として半径70kmに含まれる市区町村(213市区町村)を対象とし,『統計でみる市区町村のすがた(2006)』で公開されているデータを用いて,等質的地域分析を行った.分析手法としてはKS法クラスター分析を用い,計算には東京大学のスーパーコンピュータを用いた.その結果,「人口再生産・工業地域」「複合市街地」「人口再生産・第3次産業地域」「高齢化地域」の4クラスターに分類されることが示された.
|
Research Products
(5 results)