2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17653048
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
津富 宏 静岡県立大学, 国際関係学部, 助教授 (50347382)
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Keywords | 割れ窓理論 / 犯罪抑止効果 / 地域研究 |
Research Abstract |
静岡市内(A地域、B地域)において、地域状況ビデオ調査(全三回)、質問紙調査(「犯罪と地域防犯に関する意識調査」、全三回)、そして実験的介入(全二回)を下記のスケジュールで実施した。 ・地域状況ビデオ調査は、各地域に存在しうる「軽微な乱れ(落書きの多さ、ゴミの多さ、不審者の存在など)」を測定するために実施した。 ・質問紙調査は、「軽微な乱れの認識」、「犯罪被害」「犯罪不安」や、コミュニティの犯罪統制力、警察への評価といった内容についてのものである。第一回調査は、地域内の全世帯・店舗を対象とし、回収できた対象者に対し第二回および第三回では郵送法による追跡調査を行った。 ・実験的介入は、大学生の調査協力者が揃いのジャンパーと腕章を付け、防犯パトロールと清掃活動(落書き消し、違法張り紙の除去、ゴミ拾いなど)を週に三度(一日二時間)実施した。 2006年6月:A地域およびB地域において地域状況ビデオ調査(第一回)および質問紙調査(第一回)を実施 2006年7月3日〜10月20日:A地域において実験的介入を実施 2006年10月21日〜11月5日:A地域およびB地域において地域状況ビデオ調査(第二回)および質問紙調査(第二回)を実施 2006年11月6日〜2007年3月2日:B地域において実験的介入を実施 2007年3月3日〜3月19日:A地域およびB地域において地域状況ビデオ調査(第三回)および質問紙調査(第三回)を実施
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