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2005 Fiscal Year Annual Research Report

超高速ガンマ線核分光装置の開発

Research Project

Project/Area Number 17654046
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

田村 裕和  東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10192642)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小池 武志  東北大学, 大学院・理学研究科, COEフェロー (70396422)
Keywordsゲルマニウム検出器 / PWOカウンター / 波形解析 / waveform digitizer / J-PARC
Research Abstract

ゲルマニウム(Ge)検出器群を極めて高い計数率の環境で使用できるようにするために、以下の2つの開発を行った。
(1)Waveform digitizerでGe検出器の波形データを記録し、これをオフラインで解析することによって、pile-upした波形の分離やbase line補正を行うためのソフトウェアの開発を開始した。Ge検出器の計数率が非常に高いKEKのハイパー核ガンマ線分光実験(E566)の際に、Ge検出器の近くにおいた^<60>Co線源からのガンマ線事象に対するGe検出器の信号の波形をwaveform digitizerでテスト的に記録した。このデータを開発中のソフトで解析して、どの程度の分解能や解析効率が得られるかを調べ、ソフトの改良を行った。
(2)通常、コンプトン散乱などのGe検出器のバックグラウンドを抑止するためにGe検出器を囲むようにBGOカウンターを設置して用いるが、BGOの信号は低速のため、高速の信号を発生するPWOカウンターに置き換える必要がある。多数のPWO結晶でGe検出器を囲んでコンプトン散乱の抑止能力を調べたところ、-20℃まで冷却するとBGOと同程度の性能が得られた。さらにメーカーやドーピングの異なるいくつかのPWO結晶サンプルを入手し、結晶を冷却しながら発光量と崩壊時間の測定を行った。いずれも室温から-20℃まで冷却することによって光量は数倍増加するが、発光の崩壊時間が変化すること確かめられた。そこで高速のwaveform digitizerを用いたさらに詳しいテストを開始した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] γ-ray spectroscopy in Λ Hypernuclei2005

    • Author(s)
      H.Tamura et al.
    • Journal Title

      Nuclear Physics A754

      Pages: 58-69

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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