2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17659686
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
安田 孝子 浜松医科大学, 医学部, 講師 (30377733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笹岡 知子 明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 助手 (20309131)
矢野 忠 明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 教授 (70166560)
大見 サキエ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40329826)
巽 あさみ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (90298513)
島田 三恵子 大阪大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40262802)
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Keywords | 助産学 / つわり / 中国伝統医学 / ツボ / 心拍変動 / 自律神経 / 指圧 / 妊婦 |
Research Abstract |
本研究は、妊娠16週までの妊婦のつわりの程度を判断するつわり症状尺度の開発を行う。そして、中国伝統医学の陰陽学説に基づき、心身の状態の「証」を判断する「明治鍼灸大学式弁証スコア」と自律神経の状態との整合性を検証し、妊婦のつわり症状に応じたツボ刺激によるケア開発を目的としている。 薄井、飯島・田村、橋本・田中、北川、高橋の妊娠悪阻指数とRhodes Index of Nausea and Vomiting、Narrow assessment of Nausea And Emesis、内布らの症状マネジメント方法、明治鍼灸大学式弁証スコア、富山医科薬科大学和漢診療部健康調査表、対馬らの身体のタイプを参考に、信頼性と妥当性を検証した日本語版つわり症状尺度の開発している。 中国伝統医学においては、望診、聞診、問診、切診の四診法によって心身の証を判断するが、証をスコア化する「明治鍼灸大学式弁証スコア」の使用方法を研究担当者である明治鍼灸大学の矢野忠教授と笹岡知子助手から教授を受け、中国伝統医学の身体の見方で証の判別ができるように訓練を受けている。 先行研究では、腹式呼吸と内関、印堂、全息律ツボ群への指圧をツボ刺激としているが、つわり症状尺度の解析によって判明する妊婦の身体の「証」に合わせたツボを選択している。また、指圧の力の大きさや「痛いけれど気持ちがいい」という体感に基づいたツボの選定や刺激方法の精度をあげている。
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