2006 Fiscal Year Annual Research Report
Webで実践する在宅関節リウマチ患者のシンプトンマネジメントに関する看護介入研究
Project/Area Number |
17659717
|
Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
神崎 初美 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 教授 (80295774)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片山 貴文 兵庫県立大学, 看護学部, 助教授 (60268068)
周藤 俊治 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 講師 (30420748)
芦田 信之 甲子園大学, 現代経営学部, 教授 (50184164)
|
Keywords | 関節リウマチ / Web / 介入研究 / シンプトンマネジメント / インターネット |
Research Abstract |
Web上にコミユニヶ-ションサイトを開設し、RA患者のシンプトンマネジメントに役立つ情報を定期的に発信した(2006.4月〜2007.5月までで78記事)。各記事に閲覧者が記述するコメントは、記述した者と発信者の許可がなければ公開しない仕組みとしたため、RA患者が自発的に記述した日々の症状管理の記述を得た。 また、Web上の健康支援システム作成を目指し、在宅リウマチ患者が希望する健康管理システムに関してヒアリング調査を行った。A県リウマチ友の会関連行事に参加した16名を対象とし、4名ずつのフォーカスグループインタビユーを実施した。日々の症状管理に関して多く発言された困難は、「痛みのコントロール」であり、診察時に「医師に日々変化する症状や希望をうまく伝達できない」ために「薬物コントロールに不安がある」という意見が最も多かった。参加者全員が携帯電話を持っており、手指機能ではWeb携帯の使用が可能であることがわかった。そこで有用な継続記録ができる携帯電話を中心としたシンプトンマネジメント支援サイト作成を試みることにした。 Webサイトは管理者サイトとユーザーズサイトに分け、管理者サイトは自由にアンケート作成ができ、集計、グラフ化ができる仕組みとした。ユーザーズサイトには、初回はIDパスワードを入力するが手指機能を配慮しその後は簡単ログインでき記述結果やグラフが簡潔に閲覧できるようにした。また、PC上で利用するとプリントアウトもできるようにした。ヒアリング結果では、対象者は「あちこち痛いけれども最も痛い場所と程度を正確に把握してもらいたい」という希望が多く、最も痛い痛みに対して医療的判断が行われることから携帯Web入力負担軽減を考慮し、優先順位の高い痛みだけを表示し入力させる仕組みとした。この入力項目には自由度があり設定変更も可能であるため次年度はこの支援サイトの項目検討を行いながら介入を実施する予定である。
|
Research Products
(1 results)