2006 Fiscal Year Annual Research Report
大空間を持つ純木質ラーメン構造のための軽量化接合方法とその架構の開発
Project/Area Number |
17686048
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
森 拓郎 京都大学, 生存圏研究所, 助手 (00335225)
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Keywords | ラージフィンガージョイント / ラグスクリューボルト / 軽量接合部 / 木質ラーメン構造 / 接合部実験 / OSB / 合板 / イギリス:ドイツ:カナダ |
Research Abstract |
本研究テーマにおいては、二つの異なるタイプのラーメン構造を研究している。それは、ラグスクリューボルトを用いた接合形式とラージフィンガージョイントを用いた接着接合形式である。 そこで、本年度は、昨年度に引き続きラグスクリューボルトを用いたラーメン構造の開発および解析を行い、ほぼ建築可能なレベルまで推し進めることに成功した。昨年度までおこなっていた大きな接合部を持つタイプではなく、かなりコンパクトな接合部で高い性能を発揮することに成功した。結果として、実際の建設に向けた試設計もおこなっている。ここでは、ラグスクリューボルト一本から全体の架構の耐力推定まで可能となっており、当初の目的をほぼクリアーしつつある。来年度は、ラージフィンガージョイントで用いる中間部材に対する性能評価実験をおこなう予定である。 また、ラージフィンガージョイントで構成されたラーメン構造に関する研究では、フィンガージョイントの大きさによる耐力への影響等を明らかにした。これにより、現在設計を考えている規模の建物におけるラージフィンガージョイントの耐力推定に必要な多くの要素を集めることができた。加えて、中間部材によいと考えられたOSBと合板についてもL型のモーメント抵抗実験をおこない、合板、OSBともに高い性能を得ることができた。来年度は、詳細な検討をおこない、どちらの中間部材を用いるかの決定をおこない、フレーム実験をおこないたいと考えている。
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Research Products
(5 results)