2005 Fiscal Year Annual Research Report
長寿県沖縄におけるストレスとライフスタイルとの関連8-OH-dG産生を指標として
Project/Area Number |
17700529
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
森山 浩司 福岡県立大学, 看護学部, 助手 (60364171)
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Keywords | ストレス / 8-OH-dG / 心身相関 / ライフスタイル / 長寿 |
Research Abstract |
長寿として知られている沖縄県においてストレスとライフスタイルとの関連について調査を行った。今年度は主に簡易ストレス度チェックリスト(桂・村上版)により尿測定以前におけるストレスの状況を把握した。 テェックの数で0〜5個をI群,6〜10個をII群,11〜20個をIII群,21〜30個をIV群に分類できる.ストレス度はI群:まず問題はない.II群:軽いストレス状態,休養を取れば回復する段階,自分にあった方法でストレス解消可能なレベル.III群:本格的ストレス状態に入りつつある.IV群:既に日常生活に支障をきたしている.神経症や心身症がうたがわれる.である.それ以外に,主観的ストレス度を3段階で質問する項目がある. 主観的ストレス度で,「まったくストレスを感じていない」と回答したのは34人(27.2%),「ときどきストレスを感じる」と回答したのは83人(66.4%),「慢性的にストレスを感じている」と回答したのは8人(6.4%)であった.I群(テェックの数0〜5個)78人(62.4%),II群(テェックの数6〜10個)32人(25.6%),III群(テェックの数11〜20個)15人(12.0%),IV群(テェックの数21〜30個)該当者なしであった.有愁訴数は,最頻値5であり平均値は5.36±3.85であった. 有愁訴率が20%以上の項目でみるとQ2.「手,足が冷たいことが多い」を回答したのは37人(29.6%),Q7.「頭がスッキリしない(頭が重い)」を回答したのは31人(24.8%),Q8.「眼がよく疲れる」を回答したのは64人(51.2%),Q12.「耳鳴りがすることがある」を回答したのは33人(26.4%),Q19.「肩がこりやすい」を回答したのは57人(45.6%),Q23.「なにかするとすぐに疲れる」を回答したのは32人(25.6%),Q26.「寝つきが悪い」を回答したのは39人(31.2%),Q28.「夜中に目が覚めたあと,なかなか寝つけない」を回答したのは44人(35.2%)などであった。
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