2006 Fiscal Year Annual Research Report
アジアおよび北米における日本食の受容と現地食文化との融合
Project/Area Number |
17700558
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
天野 恵美子 秋田大学, 教育文化学部, 専任講師 (20375215)
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Keywords | 食 / 食品企業 / マーケティング / 食文化 / こども / 異文化 |
Research Abstract |
平成18年度は、本研究の課題である(1)異なる食文化を持つ国々における企業のマーケティングによる日本食の普及プロセス、(2)現地消費者による日本食の受容と拒絶、および消費パターンの変容、(3)食における異文化接触と食文化の変容・融合、新たな食文化創造、国際化プロセスといった研究の3つの柱の中でも、課題の(1)に焦点を当て研究を進めた。 具体的には、次世代の食文化を担う<子ども>たちの食をめぐる問題点と海外市場における食品企業のマーケティング展開についての研究を進めた。子ども向けの食品マーケティングの問題が顕在化している米国市場に注目し、現状と問題点を探った。子どもとマーケティングをめぐる問題については、下記のような研究成果の報告および論文執筆を行った。 学会発表 (1)AMANO, E.(2006) "Analysis of Marketing Targeted at Children in the U.S. and Social Responsibilities : Implications for Marketing to Children in Japan" (The 2^<nd> International Conference on Business, Management, and Economics (Yasar University) (2)天野恵美子(2006)「マーケティング・ターゲットとしての「子ども消費者」〜問われる米国食品企業の社会的責任〜」第31回日本消費経済学会(5月20日:佐賀大学):統一論題「消費のグローバリゼーション」 1.天野恵美子(2007)「グローバル・マーケティングと子ども消費者-問われる米国食品企業の社会的責任-」『日本消費経済学会年報』第28集、pp.1-11. 2.天野恵美子(2007)「米国における「子ども消費者」の発見と市場の生成-子どもはいかにして「顧客」になったか-」『生活経営学研究』No.42,pp.39-47.
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Research Products
(2 results)