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2005 Fiscal Year Annual Research Report

都市構造と地域モラル水準からみた犯罪空間分析と防犯都市戦略への展開

Research Project

Project/Area Number 17710135
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

柄谷 友香  京都大学, 工学研究科, 助手 (80335223)

Keywords犯罪空間分析 / 地域モラル水準 / GIS(地理情報システム) / 都市構造 / 市民参加型 / クライムマッピング
Research Abstract

1)クライムマッピング(警察庁)と高解像度写真を活用した犯罪発生箇所の同定
警察庁科学警察研究所で公開している犯罪密度地図を用いて,ひったくりや空き巣など身近な犯罪が多発する地域を空間的に分析・把握した.具体的には,京都市を対象に,クライムマッピングに都市計画図や住宅地図等をレイヤーとして重ねるによって,対象地域での犯罪発生箇所を同定しながら,犯罪発生の多い都市空間(公園,団地,学校など)条件を明らかにした.ここでの検討結果は,次の市民とのまち歩きを効果的に実施するための基礎情報として活用した.
2)まち歩きの実施による地域モラル情報の収集・整理
地域の防犯上の安全・危険性を把握するために,1)で得られた犯罪空間情報をもとに,醍醐地区の小学生と共にまち歩きを実施した.ここでのまち歩きとは,実際に犯罪の発生した場所を見て歩き,そこでのモラル情報(GPS位置情報,状況写真,施設の維持管理状況の記録)を収集し,住宅地図上に整理していく作業とした.得られた情報を,1)で構築した犯罪空間GIS上に入力した.その際には,GISに関する基礎知識や支援ツールの使用方法について市民ユーザーにもわかりやすく,入力しやすいようなインターフェイス設計を行った.この成果は,従来の行政主導型の犯罪マップとは異なり,自分たちの住む地域の情報を,自分たちの参加活動によって,モラル情報に加えていくため,当事者意識の向上につながることが期待された.

  • Research Products

    (3 results)

All 2005

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 利用者意識からみた街区公園の不安感発生要因と不安感喚起地点予測モデルの構築2005

    • Author(s)
      中西康裕, 柄谷友香, 青山吉隆, 中川大
    • Journal Title

      都市計画論文集 No.41(CD-ROM)

  • [Journal Article] 監視性を考慮した都市公園における不安喚起地点予測モデルの構築2005

    • Author(s)
      中西康裕, 柄谷友香, 青山吉隆, 中川大
    • Journal Title

      平成17年度土木学会関西支部年次学術講演会講演概要集 (CD-ROM)

  • [Journal Article] 都市公園における不安感発生要因の分析と不安喚起地点予測モデルの構築2005

    • Author(s)
      中西康裕, 柄谷友香, 青山吉隆, 中川大
    • Journal Title

      土木学会第60回年次学術講演会 (CD-ROM)

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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