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2005 Fiscal Year Annual Research Report

戦間期日本の郊外地域において新中間層が形成した教育文化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17730463
Research InstitutionSeijo University

Principal Investigator

岩田 一正  成城大学, 文芸学部, 助教授 (70338573)

Keywords教育文化 / 新中間層 / 戦間期 / 郊外 / 公共性 / 学園都市
Research Abstract

本年度は、研究計画にしたがい、(1)国立市に存在する教育機関が発行した資料の収集と分析、(2)阪神地区調査対象地域の選定作業と、選定地域に存在する教育機関が発行した戦間期の資料の収集、(3)日本近代教育史・郷土史・都市民俗学・文化史・社会史などの文献収集と分析などの研究調査活動を遂行した。文献資料に関しては、合計139冊の書籍・雑誌を購入することができた。ただし、研究計画では阪神地区の資料調査・収集活動を8月と3月に計2回行う予定であったが、8月に池田市、箕面市、宝塚市、芦屋市などを調査しただけに終わってしまった。その結果、調査対象地域を選定することはできたが、資料収集を十分に行うことができなかった。次年度の課題としたい。
なお、(3)に関しては、収集した文献を資料として、教育勅語渙発40年記念式(1930年)と大学を中心とした学校騒動を分析対象としながら、1930年前後の全国的な教育界の動向、教育文化と教育の公共性の様相を考察することを課題としている論文を執筆する作業に取り組んだ。その成果は、平成18年度前半に投稿したいと考えている。本研究は、既に発表している論文(拙稿「学園都市が形成する教育文化-一九三〇年前後の成城学園を事例として-」『成城文藝』第189号、2005年、1-20頁)を踏まえて、戦間期における新中間層が形成した教育文化を分析することを課題としているものであり、このことによって、科学研究費補助金交付申請書に記載したように、三つの研究目的に貢献することを課題とするものである。現在作業に取り組んでいる論文は、本研究の研究目的の第二のもの、すなわち「新中間層における教育の公共性の位置づけ」に関連するものである。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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